The Musium of Windows Consortium
Windows Consortium
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古川会長インタビュー(短) 【1990年】
敗れさった窓たち 【1990年】
Windowsコンソーシアムの誕生 【1990年】
Windows 3.0 前夜 【1990年】 
Windows 3.0の魅力 【1991年】 
Windows 3.0のインストール 【1991年】 
Windows 3.0の日本語処理 【1991年】
Windows Expo. '92 【1992年】
Windows Ready To Run【1993年】
Windows 3.1のインストール 【1993年】
Windows 3.1の日本語処理環境 【1993年】
Windows 95前夜 【1994年】
どう活用するWindows 95 【1995年】
Windows NTの開発環境 【1995年】
Windows NTの動向 【1995年】
インターネット・エクスプローラ 3.0 【1996年】
Windows Expo. '97 【1997年】
Windows98でパソコンは進化する 【1998年】
Windows 2000の概要 【1999年】
Windows Meへの感慨 【2000年】
Windows XPの概要 【2001年】
Windows XPの魅力 【2001年】
古川会長インタビュー(長) 【1990年】



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Windowsの歴史を紐解く過去の記事 【1998年6月】

田中亘


■Windows98でパソコンは進化する



パソコンがOSで進化することを示したWindows 98

1998年にWindows 95の改良版してWindows 98が登場した。Windows 98は、ソフトウェアをアップグレードするだけで、パソコンに新しい機能を加え性能も向上させる。
パソコンは、OSの力でいままでにない新しい機能や優れた性能を発揮するようになってきた。Windows 95をWindows98にアップグレードするだけで、新しい機能を備えたパソコンを手に入れることができた。それは、もっとも安上がりで効果的な、パソコンに対する投資だ。
CD-ROMをセットして、画面からの質問に答えていく一時間足らずで、数多くの新機能が手に入れられ、パソコンをもっと便利で多機能にできる。



★マイコンピュータ

新しいマイコンピュータはデザインも新しくなり、使い方も簡単でインターネットを閲覧するみたいに、ドライブやフォルダを進んだり戻ったりできるようになった。

★Internet Explorer

Internet Explorerはマイコンピュータと統一感のあるデザインになり、操作性も向上して、インターネットの世界を自由自在にサーフィンできるようになった。

★クイック起動

クイック起動を使えば、目的のアプリケーションをマウスのクリックだけで開くことができる。スタートメニューはもう古い。これからは、スマートにアプリケーションを起動できるクイック起動がかっこいい。自分の使うショートカットも登録できるから、オリジナルのクイック起動も作れる。

★MS-IME98

MS-IME98はWindows 98に搭載された日本語入力機能。従来のIMEに比べて、変換効率が高くなり日本語の文章もより簡単に入れられるようになった。

★マイドキュメント

Windows 98で登場したマイドキュメントは、デスクトップの新顔として定着。マイドキュメントに作ったファイルを保存すれば、後で文書がどこにいったか探す必要がなくなる。

★アクティブチャンネル

インターネットへの最短距離がアクティブチャンネル。マウスでクリックするだけで、最新のコンテンツを呼び出してくれる。後のアクティブデスクトップへと進化する技術が、Windows 98から登場した。

★接続ウィザード

これからインターネットをはじめる人の心強い味方が接続ウィザード。画面からの質問に答えていくだけで、プロバイダへの契約から電子メールまで、すべて一貫して設定してくれた。

★パソコンを速くする

Windows98は、いままで使っていたパソコンの処理性能をアップした。その秘訣は、FAT32(*1)という最新のファイルシステム。FAT32は、パソコンのハードディスクを無駄なく効率よく使う技術で、アプリケーションの起動やファイルの読み書きをいままでよりも速くしてくれる。Windows 95のOSR2から登場したFAT32は、Windows 98で標準的に使われるようになった。
Windows98には、従来から使われていたFAT16というファイルシステムをFAT32に変換する機能が用意され、「ドライブコンバータ」を使ってパソコンのファイルアクセスを高速化できた。
(*1:File Allocation Table。ファットと読む)

★パソコンの保守もできる

新しく用意されたメンテナンスウィザードは、ハードディスクのエラーをチェックしたり、無駄なファイルを探し出して削除したり、ファイルを効率良く並べ替える、といった機能を決められた時間に自動で行う設定をする。自動エラーチェックでパソコンのハードディスクは安全で無駄のない状態に保たれる。

★OSの更新機能が登場

Windows UpdateもWindows 98から装備された新機能。インターネットを介して最新の更新ファイルやモジュールをダウンロード&インストールする。Windows Updateを繰り返せば、Windows98は常に最新のOSとして機能した。

★その他の新機能

Windows 98ではパソコンの新機能に合わせて、いくつかの機能強化が図られた。それが、USBへの完全な対応とマルチモニタ。また、FrontPageExpressという簡易なホームページの編集ソフトも標準装備された。そして、DVDの対応も可能になった。一方、データ処理の面では赤外線通信機能が強化され、オンラインサービスという専用のフォルダが用意されたり、ダイヤルアップネットワーク関連の機能も強化された。さらに、電源の管理を中心にノートパソコンでの利用を促進するドライバやユーティリティも充実してきた。Windows 98をきっかけとして日本でもノートパソコンの販売比率が上がった。


今日につながる多くの機能が盛り込まれていた





 

 

 

 

 



(著者:田中亘 wataru@yunto.co.jp)





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