IDG関連書籍の軌跡
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日本のWindows普及と発展に貢献したIDGの関連書籍についてご紹介いたします。
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Windows World
1993年6月、Windows3.1日本語版の発売に合わせて創刊された月刊誌。Windows Worldは、WindowsPCをビジネスに生かすための情報誌として編集された。この目的は、WindowsNT WorldやWindows2000 Worldに引き継がれている。Window Worldが発行されている期間に、企業向けクライアント/サーバのシステムOSであるWindowsNT 3.5/3.51が1994年に発売され、コンシューマー向けではWindow95が1995年に発売された。主に、Windows3.xやWindows95を、ビジネスに使う方法などを紹介する企画が数多く掲載された。WindowsNT 3.x/4.0の情報も多く、Windows総合誌としての地位を確立した。
Windows NT World
1995年12月に創刊準備号を発刊。翌1996年6月に月刊化スタート。Windows Worldが主にビジネスパーソナルユーザーや企業クライアント向けの情報が多かったことに対し、WindowsNT Worldは企業サーバ向けの情報誌であった。サーバのトラブル解決方法や利用方法など、企業の基幹システムとしてWindowsNTを利用するための記事が掲載された。また、WindowsNTはService Packが数多く発表され、市販のソフトウェアの中にはService Packを適用していないと動作させることができないものもあった。ダウンロードして利用することもできたが、インターネットも現在ほどには普及していなかったため、付録CD-ROMにService Packが同梱された号は、特に人気が高かった。
Windows 2000 World
2000年4月に、WindowsNT Worldが刷新され、Windows2000 Worldとして“真”創刊された。主にWindows2000 Serverを中心に取り上げて、企業システムのサーバとしてのWindows2000を紹介した。Windows2000で強化されたネットワーク機能やクライアントの管理テクニックなどが中心に取り上げられ、企業システムとしてのWindows2000が浮き彫りにされた。インターネットなどのネットワークや、それにまつわるセキュリティの問題が多くなったのもこの時期であり、それらの記事には特に注目が集まった。現在は、クライアントOSとしてのWindowsXPの記事も多く、Windows.NET Serverファミリーに関しても最新情報を掲載している。
最終更新日:2002/8/26
発行責任者:WindowsConsortium 会長 松倉 哲
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