夕方から同ホテルの32F函館で開かれた懇親会には、多くの会員や招待客およびプレス関係者が駆けつけ、終始なごやかな懇談風景があちこちで見られました。内藤事務局長から8年度役員の紹介があり、松倉会長から「また今年一年やらさせていただきたい。今年は会員の方が自由にインターネットを使える環境を作り、開発ツールの紹介も含めて各種情報を送りたい。」との挨拶のあと、高橋顧問(筑波大学大学院教授)から「情報技術の進展を自ら実践し体験するために、来年からは週半分八ヶ岳山麓に身を移すので、来年のこの席にはパソコン会議システムを通じて大型スクリーンでバーチャルに参加してみたい。大多数のソフトウエアの情報技術の裾野(八ヶ岳山麓から見る富士山のように)を占めるのは、ABCの中のCクラスの企業なのでその底上げのために尽力したい。」の挨拶・乾杯で始まりました。田名誉顧問(東京大学教授)から「私の計算センターでは技術職員にインターネットの使い方を中心に研修をやっており、今まではTCP/IPソフト、デバイスドライバーソフト、ISDN関係のインストールに多くの時間をかけていたが、Windows95の登場により今年からこの講座が不要になった。また、多くのユーザーから“何とかしてくれ”とよく聞くのは、プレインストールで入っている沢山のソフトで不要な物を簡単に外せるようにして欲しいこと、また、ソフトのインストールで標準、最小、全部とあるが意味がよく分からず、全部を選択してインストールしたあと、ディスクスペースの関係で使わない機能を消したいが方法が分からないこと、などである。アプリケーションの多機能化が進み、ソフトもコンポーネント化の時代になるのでもっと親切なユーザーインターフェイスを皆さんにお願いしたい。」のお言葉をいただきました。また、日本電気高山常務からもご祝辞をいただいております。
総会に先立ち13時から約3時間にわたり行われました「第49回セミナー」には、多数の受講者がつめかけ、マイクロソフト株式会社の東部長をはじめとする各社のキーマンによる「我が社のWindows」の講演に熱心に聞き入っていました。
● 平成8年度Windowsコンソーシアム役員決定
第8回通常総会に続いて行われました第51回理事会において、下記の平成8年度のWindowsコンソーシアム役員が選出されました。会長、副会長、理事、監事、顧問の皆様をご紹介いたします。
会 長
富士ソフトABC株式会社 松 倉 哲
副 会 長
イースト株式会社 下 川 和 男
株式会社エム・ピー・テクノロジー 吉 本 万寿夫
カテナ株式会社 平 本 謹 一
株式会社ソフトウェアジャパン 昆 野 晴 暉
ソフトバンク株式会社 孫 正 義
株式会社ランドコンピュータ 木 村 守(新任)
ロータス株式会社 安 田 誠(新任)
理 事
株式会社アスキーサムシンググッド 坂 本 桂 一
アドビシステムズ株式会社 石 井 幹
株式会社大塚商会 大 塚 実
オムロンアルファテック株式会社 市 原 達 朗(新任)
株式会社カメオインタラクティブ 村 井 清 二
株式会社クレオ 大 森 俊 樹
凸版印刷株式会社 高 橋 靖 明
日本オラクル株式会社 新 宅 正 明
ボーランド株式会社 大 木 博
監 事
マイクロソフト株式会社 東 貴 彦
名誉顧問
東京大学 石 田 晴 久
顧 問
筑波大学大学院 高 橋 三 雄
東京電機大学 脇 英 世
マックス法律事務所 松 田 政 行
技術顧問
マイクロソフト株式会社 大 浦 博 久(新任)
マイクロソフト株式会社 佐 藤 一 志(新任)
(会社名五十音順、敬称略)
事務局長
富士ソフトABC株式会社 福 田 裕 次(新任)