活動報告


●第109回セミナー実施報告(セミナー企画委員会主催)
日 時:平成12年9月13日(水)16:00〜17:00
会 場:日本ユニシス株式会社 本社ビル6Fプレゼンテーションルーム
出席者:6名
テーマ:『U-net電子宅配サービスの紹介』
講 師:日本ユニシス情報システム株式会社
 インフォメーションサービス事業部 マーケティング部
 e-ビジネスマーケティンググループ マネジャー
 片岡 陽 様

第109回セミナー会場

 今回は、会員会社様による企画・ご提案のセミナーとして実施されたものです。片岡講師から、PCソフトウェアの電子流通に新たな販売チャネルを提供する『U-net電子宅配サービス』についてデモを交えた紹介がありました。

片岡講師

 お話は、(1)UISのサービス紹介、(2) U-net電子宅配サービスとは(これでのソフトウェアの販売とESDの違い)、(3) U-net電子宅配サービス利用者のメリット、(4)サービス概要 @利用形態(ビジネスモデル)、A購入の種類(TBYB,PF,CD-ROM)、B導入検討から本番までの流れ、C稼働環境(加盟店、エンドユーザー)、D運用上の留意点、(5)サービス料金、(6)まとめ、(7)デモ、について行われました。

『U-net電子宅配サービス』とは、日本ユニシス情報システム(UIS)が運営するPCソフトウェアのダウンロードサービスであり、ソフトウェアベンダー、リセーラーにこれまでPCソフトウェア流通の中心であったCD-ROMなどでの物品販売に加え、新たな販売チャネルを提供するものである。
『U-net電子宅配サービス』では、PCソフトウェアを配送するESD(Electronic Software Distribution)対応システムとして業界NO.1のZipLock(米国Preview Systems社ESD対応製品)を採用することにより安全なダウンロードを実現しており、これまでの物品販売と異なって注文・配送・決済までのすべてをネット上で完結し、製造者、販売者、利用者に大きな効果をもたらすことができる。このサービスを活用すれば、自社でESD対応システムを構築・運用する必要がなく、初期立ち上げや運用負荷が大幅に軽減されるなど、アウトソーシングのメリットを生かすことができる。

U-net電子宅配サービスの概要

『U-net電子宅配サービス』によるPCソフトウェアのオンライン販売での特長は、流通コスト削減、新たな販売チャネルの提供、スピーディなソフトウェアリリース、安全なコンテンツ配送(部分ダウンロード)、安全なライセンスキーの配送、不正利用(不正コピー)の防止などがあげられる。

『U-net電子宅配サービス』の利用形態(ビジネス・モデル)としては、次の3つがある。
・ 既存ショップと連携によるの利用: 既に、オンラインショップを運営している顧客にはU-net電子宅配サービスと連携することにより、新たにPCソフトウェアのダウンロード販売を開始することができる。
・ UniShop 運用型: U-net電子宅配サービスで運営するUniShop(UISが運営する電子ショップ)に商品を登録することにより、ダウンロード販売を容易に始めることができる。決済は、U-net電子宅配サービスが提携している決済サービスを利用することができる。
・ 個別ショップ運用型: 顧客専用のオンラインショップを構築し、商品のダウンロード販売を始めることができる。

購入の種類としては、トライアル後購入(Try Before You Buy:TBYB)、直接購入(Purchase First:PF)、CD-ROMにてオタメシ後購入の3種類がある。

まとめとして、インターネット利用の拡大(関連技術の進展、関連制度の整備)によりEビジネスに対する環境が急速に変化・進展している。一方、回線の高速化・定額制を背景に電子流通を支援するU-net電子宅配サービスは、内容の充実、 BtoB 対応コンテンツの拡大や決済インフラの整備によってECの進展、Eビジネス進展に寄与している。これらの融合によって新たな販売チャネルの獲得(新たな価値創出、ECのメリット獲得)ができるものと確信している。

『U-net電子宅配サービス』についての問い合わせは、
  info@uis.co,jp まで。