Windows よもやまばなし

富士ソフトABC株式会社
技術調査室 里薗 和男


 いよいよ、1999年が幕を明け2000年まであとわずかとなった。今年は、ノストラダムスの予言通り7の月に恐怖の大王が空から本当にやってくるのであろうか。コンピュータ業界に恐怖の大王(地球規模のコンピュータ危機)は、2000年1月1日00時00分に確実にやってくる。そう、それは最近お騒がせしている2000年問題である。2000年問題とは、みなさんもご存知のとおり西暦年を下2桁で取り扱ってきたため、西暦2000年を西暦1900年と区別することができなくなってしまうことをさしている。これがなぜ地球規模のコンピュータ危機と呼ばれるのだろうか?西暦2000年1月1日には、西暦2000年を解決することができずにかなりの装置が停止することが分かっている。このシステムが生命を維持するためや生活を維持するのものであったらどうなるのだろうか。しかも、コンピュータは、今や衛星や地上の通信回線によって地球全体で結ばれ(インターネットがいい例)いろいろな国と情報交換や、仕事をしている。とすれば、どっかのシステムがとまることにより何万キロも離れたところに影響がでてしまう可能性があるわけであるから、地球規模のコンピュータ危機といっても過言ではない。では、一体どんな問題がおきるのであろうか。例えば、「銀行などの金利計算に狂い生じる」、「有効データが消えてしまう」、「輸出/輸入(受発注業務など)ができなくなる」、「生産工程の停止・交通機関(列車、航空など)のコントロールができなくなる」、「農産物の生産の停滞」など、これらコンピュータが関わっているものすべてに問題が生じる可能性があることになる。
 確かに2000年問題は、コンピュータ自身の問題でしかない。しかし、あまりにも世の中のシステムにコンピュータがはいり込んでしまっているために大きな問題に発展してしまっている。すでに各ハードウエア、ソフトウエアメーカーは、2000年問題に対応するモジュールや情報を提供している。大きな混乱が起こらないよう今年度中に確実に対応を進めておかなければ来年の正月早々には大変なことになる。
 しかし、コンピュータ業界の焦りとは別でユーザーは、そんなことにお構いなしの様子。仕事でパソコンを使っている友人と話をしていると「2000年問題ってなに」と質問されることが多い。新聞などで騒がれているからキーワードとして耳にしているみたいだが実際の内容をよく理解していない。内容の説明をすると「そんなのお前らの責任だろ」ときつい一言で、返す言葉もない。こんな言葉を尻目に対応を進めていかなければならないのだ。

 2000年関連でいえば最近のニュースで米国でWindows 2000の出荷が2000年にずれ込むような記事が掲載されていた。Microsoftから正式に発表がされているわけではないがそう予測するアナリストもいるようだ。今年度は、ロータスより「Notes R5」が3月頃、オラクルから「Oracle8i(オラクル・エイトアイ)」が5月末の出荷に見られるように大幅に変更されている製品の導入が目白押しである。今年中にWindows 2000も出荷されてほしいものだが、あまり焦らずに安定した質のよい状態で出荷お願いしたい。Microsoftは、2000年問題、Windows 2000、司法省(反トラスト訴訟)問題と今年1年も大変そうである。

 2000年は、本当に大変な年になりそうだ。そんな2000年を迎える間際に我が家には小さな生命が誕生した。本当か分からないがこの業界のセオリー(社内だけかもしれないが)どおり女の子である。職場の人には、「仕事をちゃんとしていたね」と一言。
 そこで思ったのが、この業界は、本当に女の子の誕生がしやすいのか?確かに、廻りにいる業界の子供はやたら女の子ばかり、私の部所には、我が家を含め7人の子供がいるがなんと男の子はそのうちたったの1人しかいない。これは、俗にいう電磁波の影響なのか?しかし、それを考えたら電子レンジ、テレビや携帯電話も電磁波を出す。携帯電話は、タチが悪く体にくっつけっているので一番影響があるのではないか。このセオリーが本当だとしたらいずれ女性の世界が形成されてしまう可能性があるではないか。

 電磁波にはどんな影響があるのだろうかと、インターネットで検索をかけてみると約1万4000件の項目にヒットがあった。その中に電磁波が人体に及ぼす影響という内容があったのでそこに目を通してみると4つの影響があるとうたわれていた。人体に影響のある4つとは、「眼の疲労」、「顔面発疹」、「妊娠・出産の異常」及び「精神的ストレス蓄積」があげられていた。「妊娠・出産の異常」という項目をチェックしてみたが電磁波により男の子の出産率が低下するということは特に書いてはおらず。妊娠中毒症や切迫流産などになりやすいとなっている。まだ、科学的には証明されてはいないらしい。さらにそのページに実際に電磁波を測定した結果が表示されていた。電磁波が、一番発生するのは電子レンジでディスプレイが発生する電磁波の量は電子レンジの約1/5しか出ていないらしい。ディスプレイは、距離を離せば量が減るが電子レンジは1mぐらい距離が離れていても変わらない。
 と言うことは、一般家庭のほうが電磁波が出ていることになる。電磁波の量が増え続けていくと男が絶滅する日が近い。そうならないよう電磁波防止グッズで自分の体は自分で守らなければならない。



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