新春のご挨拶
会長 松倉 哲
会員の皆様、1997年明けましておめでとうございます。
旧年中はWindowsコンソーシアムへの多大なるご支援をいただき紙面をかりまして御礼申し上げます。景気も緩やかな回復を実感してきております。最近では、会員会社様の間で会えば「要員いませんか」の話題から始まっています。
Windowsの世界でも昨年は、Windows 95の波から始まりインターネット/イントラネットのネットワーク時代にPCを変革する動きが中心でした。ブラウザ戦争とまで言われた昨年でした。また年末にWindows NT4.0の発売により今年の主役が誕生しました。11月のCOMDEXでもハンドヘルドPC用のWindows CEを始めMicrosoft Office97を発表しています。
当コンソーシアムもWindows World Expo、COMDEX、Windows NT INTRANET Solutions等の展示会に参加し、会員様の広報活動を実施させていただきました。又インターネットを利用してコンソーシアムのホームページを開設して、広域広報に力をいれました。まだまだボランテイア活動が中心ですので更新サイクルが遅くなります。
今年はできるだけ情報をタイムリーに会員の方々に提供できる体制に強化をしたいと考えます。今年度の目標としましては、会員間情報の交換やコンソーシアムの情報を電子メール化の促進により、運営の合理化を含めて情報の迅速化を計画いたします。
各種開発ツール・ActiveX及びJavaに関しても今年は多様化していく模様なのでテクニカルセミナーを中心に開催回数の増加を考えています。米国本社からのテクニカル情報の提供も現在交渉中です。
また、Windows Shopping(アプリケーション情報誌)も更新機会を年1回から複数回に変更します。いろいろな企画を提供させていただきます。
今年も会員の皆様に利用されるコンソーシアムとして運営をさせていただきます。さらなるご支援をお願いいたします。
(富士ソフトABC株式会社 常務取締役)
副会長 下川 和男
新年あけましておめでとうございます。
WindowsファミリーもWindows CEからBackOffice製品群まで大きく広がり、その上 、インターネットの大波まで押し寄せ、新しいテクノロジーの洪水となりつつありま す。
まさに、1970年代、マイクロプロセッサやCP/M、MS-DOSの黎明期と同じようなビジ ネスチャンスにあふれた環境がととのいました。
昨年は、Comdexへの共同出展を行い、6社の会員会社に参加していただき、日本のソフトウェア技術を世界にアピールするという新たな事業も順調に開始しました。また、松倉会長自らHTMLを書かれたホームページ「wincons.or.jp」も、この種の協議会や業界団体では群を抜く充実した内容となっています。この中にある、アプリケーションカタログ集『Windows Shopping』も、インターネット上のカタログとして評価をいただきました。
新たな変革の中で、Windowsコンソーシアムも、新しい会員サービスの追加や従来のサービスの強化を行いますので、本年もよろしくお願いします。
(イースト株式会社 取締役営業部長)
副会長 吉本 万寿夫
新年あけましておめでとうございます。
1996年は大変激動の時であったと思います。
インターネットに代表される情報通信産業の話題が1日の新聞の多くの紙面を飾ることが珍しくなく、21世紀の情報インフラになるであろう多くの話題が登場しました。OCNサービス、インターネットTVなどの情報家電、電子決済とEC実装、DVDプレイヤー、プリクラ....。これらにはもちろんPCが中核であり、Windowsがその中心であります。特にWindows NT4.0の市場投入は我々のソフト業界が、従来にもまして基盤ビジネスへ参入するためのチケットを手にすることになりました。多くの情報通信サービスのためのサーバアプリケーションは、ほとんどがWindows NTで築くことになり
ます。
OCNで専用線が手軽に(128KBPSで月4万円以下で使い放題)なった時に、企業間でのサーバ連携によるネットワーク型企業連携は、非常にダイナミズムを生むでしょうし、そこでのキラーアプリは我々が創り出せるのではないかと考えます。
一方Windows CEは、RISCチップによるEmbeded PC(組み込み型PC)の新しい市場を登場させます。ハードメーカでのコンピュータ事業部とAV事業部がそれぞれ情報家電の分野で競合していくでしょうが、その中で、RISCチップとWindows CEは中核コンポーネントでしょう。
21世紀は現在の腕時計のように、何個も組込み型PCかPCと感じさせないものをその時のTPOに合わせて、使っている。そしてそれらにはFMやTV放送も加えたネットワークを通じてWindows NTサーバ−からの各種情報サービスが、個人のTPOと要求に合わせて、ほとんどタダで降ってくるでしょう。
こんな事が今年の正夢になると思いながら、皆様とWindows市場を広げていきたいと存じます。本年も宜しくお願いいたします。
(株式会社エム・ピー・テクノロジー 代表取締役)
副会長 平本 謹一
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて私たちパソコンビジネスの世界に身をおく者にとりまして、今年は重大な岐路を迎える年になると考えております。昨年は、前半においてWindows 95発売の余勢を駆ってパソコンの販売は好調を持続し、後半もインターネットの本格的な到来を背景に、ビジネス向けを中心に順調に推移しました。
この結果、パソコンの96年度上期の国内出荷台数は前年比39%増の340万台をマークし(電子協調査)、年間では750万台に達すると予想されています。しかしながら、私は、今年もこのままパソコンが順調に伸びていくとは思っておらず、新年早々から気分を引き締めております。パソコンの
ハードもソフトも実売価格は軟化し、とりわけ私たち流通においては低い粗利の海で沈没の危機に晒されていると言っても過言ではありません。
年明け早々から暗い話を持ち出して恐縮ですが、明るい話題もあります。今のパソコンは企業向けのビジネス対応としてはハードもソフトも完成度はすでにかなり高いレベルに達していると思います。しかしながら、一般の家庭で家電感覚で直ぐに使いこなせる代物には残念ながらなっているとは言えません。この家庭向けにパソコンが受け入れられてこそテレビと同じように真の電化製品となるものです。97年はパソコンが家庭に本格的に浸透していく年であると考えております。
私たちWindowsは今年のテーマの一つに“最新の技術情報を広く提供していく”と掲げていますが、同様に私は“パソコンを家電に”をテーマにハード、ソフトともより普通の人々に、気軽に使っていただける社会を一日でも早く到来できますように考えて新たな年を迎えております。
インターネットブームを決して一過性に終わらせず、私たちコンソーシアムも微力ながらよりパソコンの日常化を目指して会員の皆様と一緒に今年もがんばっていきたいと思います。
会員の皆様のますますのご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます。
(カテナ株式会社 専務取締役)
副会長 孫 正義
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、Windowsコンソーシアムの活動に際して、暖かなご支援とご鞭撻を賜り、ありがとうございました。おかげさまで、急速に進行しつつある「デジタル情報革命」のインフラとして、Windowsはその根幹を成すものとして認知されつつあります。これも偏に松倉会長、下川副会長をはじめとした事務局の方の地道な活動の賜物と認識しております。ここに改めて会員を代表して御礼申し上げます。
さて96年を振り返りますと、95年末にリリースされブームを巻き起こした「Windows
95」の普及と、インターネットへの関心の高まりを背景としたネットワーク環境の急速な整備の年であったように思われます。いわばパソコンを中心とした情報革命の歴史において、まさに「ネットワークの時代」の幕開けを告げる年であったと言えます。インターネットはこれからますます普及していきますし、企業におけるイントラネット活用も本格化していきます。このような時代背景の中でリリースされた「Windows NT4.0」はまさにネットワークの時代の核になるものと信じております。
Windowsコンソーシアムにおいても、「Windows NT」に関する情報をできるだけ多くの方に、早くからお伝えして参りました。今後も会員の皆様のお役に立つ、時代を先取りした活動を続けていく所存です。どうか今後も引き続き暖かなご支援を賜りたくお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
(ソフトバンク株式会社 代表取締役社長)
副会長 木村 守
Windowsコンソーシアムメンバーの皆様、新年おめでとうございます。
この度、Windowsコンソーシアムの副会長をご拝命致しました株式会社ランドコンピュータの木村でございます。
情報技術の革新と高度ネットワークによるグロバーリゼーションの進展は、企業活動をとりまく環境を著しい速さで変化させています。個々の企業がこれらの環境変化に的確に対応し、その社会的使命を達成するためには、先端情報技術の活用は不可欠です。この様な社会的背景の中でWindowsの果たしてきた功績は大きく、今後も益々期待されるところが大きいと思えます。
PCの普及は、コーポレートユーザーのみならずホームユーザーにおける伸び率も目を見張るものがございます。この様な顧客の多様化されてたニーズに対して当コンソーシアムの中で会員の皆様と有効な情報交換をし、より一層Windowsの普及の為に、顧客の使いやすい環境を整備しながらビジネスの推進をして行
くことが重要な課題といえましょう。
私も微力ではございますが、会長の補佐役としていささかなりとも貢献でき得ればと念じております。皆様のご指導、ご鞭撻を賜りながら副会長の大任を全う致したく、お願い方々、新年および就任のご挨拶とさせていただきます。
(株式会社ランドコンピュータ 取締役営業統括部長 木村 守)
副会長 安田 誠
Windowsコンソーシアム メンバーの皆様、新年あけましておめでとうございます。
この度、ロータス株式会社を代表してWindowsコンソーシアムの理事を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
ロータスの96年は、ロータスノーツのR4.0の発表で始まり、12月の100万ユーザー達成で締めくくることができました。これもお客様ならびにパートナーの皆様方のご支援の賜物と感謝しております。
Windows 95の発表から始まったパソコンの一般ユーザーへの普及と、インターネットという新しい情報メディアへの期待という大きな流れは、97年も引き続いていくものだと思います。パソコンが単なる「電子計算機」から、より生活に密接した「メディア」に変貌するなかで、私共も製品ラインの拡充やサービス・サポートの充実を図り、新しい市場の創生に寄与していければと思います。
“Work The Web”「インターネットを使いこなそう」という程度の意味ですが、97年、ロータスはこの言葉をスローガンに、さらに新たなビジネスにチャレンジし、日本のパソコン市場のより一層の発展をWindowsコンソーシアムの皆様と一緒に進めていきたい所存です。
どうぞ今年も引き続きロータスへのご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(ロータス株式会社 戦略企画本部 取締役本部長)
理事 市原
達朗
Windowsコンソーシアムメンバーの皆様、新年おめでとうございます。
この度理事を務めさせて頂きます、オムロンアルファテック株式会社 市原です。宜しく御願い申し上げます。
パソコンとインターネットの相乗効果で、昨今の爆発的なインターネットブームを引き起こし、その両者が世界の共通インフラとしてなくてはならない存在となりました。当然、それらはWindows抜きでは成り立ちません。その結果今まで遠かった世界がとても身近になり、リアルタイムに多くの情報を得、発信することが可能となったため、従来ビジネスの方法や個々人の生活が大きく変化してきております。また氾濫する情報から、いかに自社の、自分の必要な情報を引出し、活用するかが今後のビジネス発展の鍵となることでしょう。
このような状況に対応すべく、オムロンアルファテック株式会社では、お客様の御希望に添えるようイントラネットシステムを含むプラットフォーム/システム構築/運用・保守サービスまで一貫したソリューションを御提供させて頂いております。もちろん私共の事業におきましても、パソコン/Windowsはなくてはならない存在でございます。
栄えあるWindowsの発展を推進する会の一員として、今後Windowsコンソーシアムメンバーの皆様と共に発展・成長していくと共に、皆様のお役に立てますよう努力してまいりたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。
(オムロンアルファテック株式会社 代表取締役社長)
技術顧問 大浦 博久
謹んで新春のお喜びを申し上げます。
過去最高の出荷実績を記録いたしましたパソコン需要の増大と相まって、昨年におけるインター/イントラネットの目覚しい普及には目を見張るものがあったと思います。
私どもマイクロソフトは全社を挙げてインター/イントラネットへの対応に取り組み、クライアント、サーバー両分野を包括するオープンな技術体系であるActiveXテクノロジーを提唱し、Internet Explorerに代表される数々のクライアント製品、Internet Information Serverに代表される数々のサーバー製
品を次々と投入してまいりました。
ActiveXテクノロジーは、Win32 API、OLEといったコンソーシアム会員の皆様方が慣れ親しんできた技術をベースにしており、今日まで培ってこられたノウハウをそのままインター/イントラネットの分野に流用していただくことを可能とするものです。
皆様方がビジネス展開される際に、最適なプラットホームとしてWindowsをより一層ご活用いただくべく、本年度は、Active Desktop、Active Server等のインター/イントラネット分野における新しいテクノロジーの提案、昨年末に出荷いたしましたWindows NT4.0の更なる普及浸透、ゼロアドミニストレーションによるコスト削減の実践、ハンドヘルドPC用OSであるWindows CEの出荷等々を予定しております。
Windowsがプラットホームとして、今日の地位を築くことができましたのも、偏にコンソーシアム会員ならびに私どもを長年に渡ってご支援いただいておりますOEM、ISHV、エンドユーザーの皆様方のお陰であると感謝いたしております。
今後ともWindowsならびに私どもマイクロソフトへの変わらぬご支援をお願いするとともに、コンソーシアム会員の皆様方の更なるご健勝とご発展を祈願し、簡単ではございますが、新年の挨拶に代えさせていただきたいと思います。
(マイクロソフト株式会社 取締役OEM営業本部長 インターネット事業部長)
監事 東 貴彦
Windowsコンソーシアム会員の皆様、新年おめでとうございます。
昨年12月10日のWindows NT 4.0発表に際しましては会員の皆様に様々なご支援とご協力をいただきましたこと、またおかげさまで同製品が予想を上回る快調な出荷状況を見せていることを、この場をお借りしてご報告方々厚く御礼申し上げます。
私どもにとって1996年は前年のWindows 95ならびにOffice95発表という一大イベントの余
韻を残しつつ、インターネット/イントラネット時代へ向けて強力なドライブがかかる中でExchangeの発表があり、最後にWindows NT 4.0で締めくくったという印象です。 一方、多くの企業システムの現場ではマスメディアによって一気に注目を集めたパソコンやインターネットが突然現実の課題として降ってきた一年だったのではないでしょうか。
ワープロや表計算の道具として事務所内に散見されていたパソコンが、電子メール、電子掲示板、スケジュール管理を始め、日々の業務から企画・プレゼンテーションや稟議プロセスに至るまで、デスクワークのあらゆる局面で不可欠のツールとして見る間に事務所を埋め尽くしたという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 前年が「パソコン元年」なら昨年は「パソコン"普及"元年」であり、とりわけ企業システムへの導入が飛躍的に進んだことは大変喜ばしい限りです。
さて、企業システムへの本格的な普及は同時に私どもにとっての様々な課題、皆様方にとっては大きなビジネスチャンスにつながるヒントを提供しているように思えます。 以下思いつくままに列挙してみます。
(1) オープン・マルチベンダーシステムとして提供されるパソコン型企業システムの構築運用にはコンサルティング、インテグレーション、運用、保守、ヘルプデスク等のノン・マテリアルサービスの提供が不可欠であり、このようなサービスを提供するベンダーが多数登場することが期待されている。
(2)大企業のリストラの一環として始まったシステムのダウンサイジングにともなうパソコンの普及は、中小事業所にも波及しつつある。 この市場ではダウンサイジングというイメージはなく、コスト的にも柔軟性でも最適なシステム形態であると期待が高まっている。 ここでは業務・業種用各種アプリケーションやシステム・ソリューションの登場が特に期待されている。
(3)同様のパソコンの普及は大都市から地方へ波及しつつある。 ここでは上記のような製品やサービスのタイムリィな入手が大きな課題。 インターネットやISDNの普及は情報面での時差を縮めつつあるが、ユーザーに密着した地場のサービス提供が強く求められている。
私どもとしても、市場の大きな期待に答えるべく、WINEプロジェクトや各種パートナー企業の方々とのアライアンス・プログラムを通じて新たな課題への挑戦を続け、会員の皆様とのより一層緊密な協業関係を確立して参りたいと考えております。 どうぞ今年も引き続きマイクロソフトへのご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(マイクロソフト株式会社 ビジネスソリューション事業部長)
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