活動報告


第50回セミナー(セミナー企画委員会主催)実施報告

日  時:11月29日(水) 13時30分〜17時00分
会  場:テラホール(東中野)
参加人員:125名
テーマ:『 Windows NT4.0とExchangeサーバー』
構  成:
 第1部 「Visual C++4.2」
    富士ソフトABC株式会社
    技術調査室 室長 山本 淳様
 第2部「Visual J++」
    マイクロソフト株式会社 開発システム製品統括部
    Visual J++プロジェクトマネージャー
    鈴木 裕巳様
 第3部「Microsoft Office Compatibleプログラム紹介
    マイクロソフト株式会社 デスクトップ製品統括部
    Desktop Applicationマーケティンググループ
    Office Compatible Programマーケティング マネージャ
    森 由愛様

セミナー会場 (テラハウス)

セミナー会場 (テラホール)

 

 会場が95年7月から先月までお世話になった“すみだリバーサイドホール”から東中野のテラホールに 代わった第1回目のセミナーでした。同会場はJR東中野駅から1〜2分位に位置するテラハウス (東京工科専門学校、キャリア開発研究所)のB1にあり、ビジュアル・オーディオ設備の完備した 約130名収容の扇形のホールです。

    山本講師
 
 さて、第1部の山本講師は2月の「Visual Basic4.0」のセミナー以来久しぶりの登場です。
セミナー直前に入手したばかりの「Visual C++4.2」正式版(同日から発売された)をインストールして初めて実行するという極めて危ない本番でした。
VC++4.0からのバージョンアップ内容、Professional版とEnterprise版の機能の相違と購入についてのアドバイス(これは大分参考になったようです)、ActiveX Template Library(ATL)、Microsoft Professional Developers Conference(11月4〜7日 ロングビーチで開催)の内容等の説明のあと、デモに入りましたが、マシン環境の都合により準備したうち一部のみしか紹介できませんでした。


    鈴木講師
 
第2部の鈴木講師からは、Javaの優位性、最先端のJava開発環境、JavaとActiveXの統合、Unicode対応(コンパイラ、クラスライブラリ、Virtual Machine)の説明といくつかのデモが行われました。
JavaアプリケーションでActiveXの使用、JavaでActiveXコンポーネントの作成など出席者からは大変興味が持たれたようです。
なお、同製品もこの日から発売されたものです。


    森講師
 
第3部の森講師からは、Microsoft Office Compatibleプログラム参加による利得および責務の説明とOffice Compatible登録用紙への記入についての説明が行われました。
また、OFFICEファミリー関連ISV支援プログラム入会申込書の配布がありました。
Office Compatibleプログラム参加による利得は、 Office Compatible電子メールアカウントへのアクセス、ニュースレターの購読、関連カンファレンスへの招待、 Office Compatibleロゴ及びOffice Compatible Advanced Developer Kit使用のための契約条件に関する情報、 Office Compatible Program参加社に提供される付加プログラムに関する情報等です。
なお、セミナーに未参加でOffice Compatibleプログラム参加ご希望の会員会社には資料提供の便宜が図れますので事務局までご連絡ください。


 ここで、出席の皆さんからのアンケートを見てみます。

 第1部 「Visual C++4.2」での有用とのご意見から、「今後の方向性がよく分かった」、「VC++4.2の購入を考えていたので、とても参考になった」2件、「ProfessionalとEnterpriseどちらかにしようと考えていたので、判断するのに丁度いい話だった」。
 ご不満の意見からは、「機材の不調でデモが充実しなかったのが残念、不手際である」6件、「製品発表の時期のためもあるが、ほとんど内容がなかった」、「デモがなくて残念、期待外れ」5件、「もっと詳しいデモを望む」2件です。
 他には、「MSKKの人が宣伝するのではないのだから、利便性や今までの欠点がどの程度改善されたのか、またV5への方向性などの説明が欲しかった」、「久しぶりに山本さんのセミナーが聞けた」、「新しい機能の追加だけの説明でこれまでの機能がどれだけ向上したのかの説明が全くなかったのが気になる」、「有用な情報が多くて良かったが、デモ等の準備ができなかったのは残念」、「単一の開発環境から大きくステップアップしているので、もっとスレンダーなものがあってもいいかも?」、「デモが見れなかったのは残念。どこが変更になったのかはっきりしていて、分かりやすかったと思う」、「山本さんがまだほとんど使用されていないようで、仕方がないですが、もうちょっと突っ込んだ話を聞きたかった」、「デモを中心にして欲しかった」、「VC よりVBの方が良いのではと思った」、「分かりやすい説明でしたが具体的な使用方法の説明をもっとやってもらいたかった」、「できればデモや開発時の問題点等をメインに聞きたかった」、「OLE2.0でもかなり苦労しましたが、ActiveXでも苦労しそうである。できれば、ISAPIを使用したデモを見たかった」、「マシンのトラブルでデモはできなかったが、その時間を使った説明の内容は有意義だった」、「MFCの新しくできたクラスや変更箇所についてもう少し詳しく話して欲しかった」、「デモが欲しかった。ただし、ProfessionalとEnterpriseの差が理解できるようになったことが大きい」、「製品概要だけでは“良く理解できた”とはいえない」のご意見をいただいています。

 第2部「Visual J++」の有用とのご意見からは、「デモが多くて分かりやすかった」5件、「サンプルを数多くデモしてくれただけでも理解しやすい」、「丁寧で分かりやすかった」、「J++の特徴が分かりやすく、参考になった。例が分かりやすくてよかった」、「分かりやすかった。ActiveXコントロール + Javaアプレットの有用さも理解できた」、「個人的に購入を考えているので参考になった」、「とても興味深い話でした。是非とも勉強したいと思う。ユニコードの話も参考になった」、「WINCAFEも使用してみたが、J++も良い」、「期待以上のものでした。SDKは早速ダウンロードしたい」、「Javaに対する予備知識なしで受講したが、Javaに対するイメージをつかむことができた」。
 ご不満のご意見からは、「画像が悪くデモが見にくくて残念。準備不足を感じた」5件、「講演者が話しなれていないため、内容が聞き取りにくかったのが残念」2件がありました。  他のご意見としては、「VCと同じ環境で開発が行えることが分かった」、「マルチプラットホームやかなり作り込んだアプリのデモがあったらよかった」、「ActiveXの認証について細かく知りたかった」、「デモのサンプルコードを配布して欲しい」2件、「文字コード以外に関してもJDKとの違いを(あるなら)聞ければもっとよかった」、「帰りがけにVJ++を買いたくなった」、「JavaとActiveXの統合に関するデモをもっとやって欲しかった」、「日本語処理が正しくされていると分かった」がありました。

 第3部 「Microsoft Office Compatibleプログラム紹介」では、「要点がよく分かった」、「詳細な説明を資料として配布して欲しかった。登録用紙のみでは会社に持ち帰って検討することができない」、「登録手順等を示した資料が欲しい」、「プレゼン資料と同等の印刷物が欲しかった」2件。「Webのアドレスやメールアドレスを印刷して欲かった」、「関連ISO支援プログラムについて、もう少し詳しい説明が聞きたかった」等です。

 セミナー全体としては、「すみだリバーサイドホールよりも、AudioもVisionも聞きやすい、見やすい。小さいけれどいいホールだと思う」、「大変分かりやすい説明で、とても参考になった」4件、「会場の設備に不満」5件、「資料をもっと充実して欲しい」、「今回は“言語”の割には内容がやや薄かった」です。

 希望するセミナーとしては、「開発者向け(今回のような)を多くやって欲しい」、「ActiveXだけにしぼったもの」2件、「 OLE(ActiveX)コントロール作成技法」、「ActiveXやJavaのセミナー、特に具体的な開発方法のセミナーを多く」、「Java、ActiveX、インターネット等に対する情報を中心としたセミナー」3件、「今のPerlのCGI等をどのようにISAPIで実現させるのかのセミナー」、「分散オブジェクト技術に関するセミナー」、「Office97関係」、「Javaや言語関連の最新情報、技術動向他」、「WDM、IE4、Menphis」2件、「営業向けテクニカルセミナー」、「言語系のセミナー、特にVC++の今後、その他Visual Toolとの関わり合い等について」、「MTC(Microsoft Transaction Server)、NT Cluster、Vipper」、「SQL Server6.5を半日位の時間で」、「VC++5.0」がありました。
 セミナーに対する要望としては、「セミナー資料(PowerPointファイル)をNIFTY-Serve等で配布していただきたい。できれば、コンソーシアムのホームページに掲載してもらえるとありがたい」、「参加できなかったセミナーの資料を入手できる方法があるとうれしい(Windowsキットに含めることを検討して欲しい)」、「プレゼンも大切だが、開発向けのイベントで重要なのはサンプルの数だと思う」、「マイクロソフトの配慮をもって講演者には予め製品を渡しておいて欲しい。このような新製品については、マイクロソフトの社員が説明するのが好ましいのではないか」、「デモ環境の整備を望む」、「十分な準備期間を取る等の考慮を」、「デモをもっと多く」、「これからも情報提供といった形のセミナーの開催を。色々な最新技術の概要にサッと触れられるのがコンソーシアムの良いところだと思う」、「弊社が名古屋のため年に数回しか参加できない。セミナーの内容が「単一のテーマ」でもよいので、技術的に深く入り込んだセミナーを望む( SQL Server6.5を半日位の時間で)」のご意見の他、「最近の開発環境の変化を見ていると、C++だけでなくJavaやVBA等の勉強の必要性を痛感。プログラマーにとっては、言語を変えるということは、かなりのストレスになるが・・・」、「初めての会場ということでアクシデント等があってデモがよく見えなかったのが残念」、「いつも準備不足の感がいなめない。余裕のあるスケジュールを組んで欲しい。そうすればデモもすばらしくなるのでは」。

 コンソーシアムに対する要望、意見としましては、「情報をE-mailで配布して欲しい」、「セミナー参加をE-mailで」、「MSとなるべくダブらないようにホットな情報を今後ともお願いしたい」、「このような機会はあまりないので、沢山開催して欲しい」、「セミナーでのデモの充実を望む」、「インターネットでは得られない情報(パフォーマンス、デモなど)を期待」、「できればMS製品はMSの人の解説を」、「テラホールよりすみだリバーサイドホールの方が設備会場ともマシ」、「初めて参加したが親しみやすい印象をもった」、「今までにマシンが動かないというトラブルは必ずある。 準備が足りない」2件、「MSの広告を宣伝する場ではない。そういったものはMSホームページやダイレクト メールでやって欲しい」がありました。

<事務局から>
 言語関連の人気テーマでもあり、申込数も169名ありました。これまでのすみだリバーサイドホールに比べる とやや狭いので今回の様に窮屈にならない様にテーマによって参加数が多い場合は、会場を使い分けて行きたいと考えます。
 ご指摘のあった会場の機材環境の不備については、さっそく 会場の設備担当業者と調整した結果、ノートブック等接続機種を変える度に、 コンバーターの設定を専用ソフトにより調整しなければならないことがわかり、 今後持ち込みPC機材特にノートブックについては事前に個別に確認し不都合の無いように致します。
 今回は、午前中の準備の段階ではすぐにコンバータの調整ができなかったためやむを得ず急遽、別の解像度の悪い 小型のコンバータを代替品として接続し口頭で補うことになりました。ノートブックのデモの画面が読みとれず 参加者および講師の方々にご迷惑をお掛け致しました。
 セミナー案内・セミナー資料等のネットワークによる実施・提供については逐次、実施させて頂きます。
 今後とも、セミナーテーマのご提案や実施改善のご意見を積極的に出して頂き、より充実させ、セミナーへのより 多数の方にご利用いただけるよう対応していきたいと考えます。ご参加およびアンケートのご協力 ありがとうございました。

(事務局長 福田 裕次)


 

● 今後のセミナーのご案内

◎ 第51回セミナー <マルチメディア委員会主催>
日 時:12月18日(水) 13時30分〜17時00分
会 場:テラハウス(JR東中野駅前)
テーマ:『マルチメディアとCD-ROM、DVDの展望を踏まえて』
構 成:
 第1部「CD-ROM企画の総括( CD-Audio、CD-ROM、CD-I、Photo CD、Video CD、CD-Extra等 に関するCDファミリーの規格のまとめ)」
    講師:(株)ランドコンピュータ
       システム営業本部 商品企画部長
       原 浩一様
       マルチメディアCDコンソーシアム事務局長
       藤平 亘様
 第2部「マルチメディアとCD-ROM(マルチメディアにおけるMPEGの役割、 マルチメディアにおけるVideoCD/DVDの役割、VideoCD/DVDの市場の見通し、 VideoCD/DVDとWindowsソフトウェア)」
    講師:慶応大学客員教授、(株)アスキー取締役、
      (株)グラフィックス・コミュニケーション・
       ラボラトリース常務取締役 研究開発本部長
       藤原 洋様
 第3部「デモンストレーション( SoftwareVideoCD/MPEGの役割、SoftwareによるMPEG-2再生(MMX機)、DVD Player)」
    講師:(株)ランドコンピュータ
       システム営業本部 商品企画部長
       原 浩一様
       マルチメディアCDコンソーシアム事務局長
       藤平 亘様

◎ 第52回セミナー <セミナー企画委員会主催>(予定)
日 時:平成9年1月22日(水) 13時30分〜17時00分
会 場:テラハウス(JR東中野駅前)
テーマ:『Windows NT4.0、イントラネット』
講 師:未定

◎ 第53回セミナー <ビジネス・インターネット委員会主催>(予定)
日 時:平成9年2月19日(水) 13時30分〜17時00分
会 場:テラハウス(JR東中野駅前)
テーマ:『インターネット、Java』
講 師:未定

◎ 第54回セミナー <セミナー企画委員会主催>(予定)
日 時:平成9年3月19日(水) 13時30分〜17時00分
会 場:テラハウス(JR東中野駅前)
テーマ:『BackOffice97』
講 師:マイクロソフト株式会社 開発システム製品統括部

<事務局より>
※ セミナーに出席の旨お申し込みされた方は、必ず出席をお願いいたします。
※ 電子メールによるセミナーのご案内を希望の会員会社は、「セミナーメーリングリスト希望」の旨、 KYJ00565@niftyserve.or.jpまたは、koizumi@netsales.fsi.co.jpにメールをお願いします。
※セミナーのご案内は、 Windowsコンソーシアムホームページ【http://www.wincons.or.jp】 およびNIFTY-Serve「FWINAP」19番会議室(Windowsコンソーシアムだより)で行っております。


Contents         Windows Consortium ホームページ