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<カンファレンス>

「Microsoft R Developer Days ‘99」開催される

 11月10日、ホテルニューオータニ幕張にて「COMDEX/Japan '99」等の併設イベントとして、Windows環境におけるアプリケーション開発に焦点を絞った開発者向けコンファレンス「Microsoft R Developer Days ‘99」が開催されました。同コンファレンスではWebアプリケーションを開発するための新しいアーキテクチャWindows DNA 2000等の最新動向や、Windows 2000環境におけるアプリケーション開発の最新技術および開発手法についての詳しい紹介がありました。また、11月15日に大阪、ホテル阪急インターナショナルでも同コンファレンスが開催されております。

 はじめに、三ヶ野原敏郎氏(マイクロソフト株式会社ビジネスソリューションズ副事業部長デベロッパーマーケティング統括部長)から開催のご挨拶があり、キーノートスピーカーとしてBrian Arbogast氏(Visual Studio Unit General Manager, Microsoft Corporation)から「Windows 2000プラットフォーム時代におけるMicrosoftの Web Application展開戦略」と題した基調講演がありました。午後からは、2つのコース、Windows DNAアプリケーションデザイントラック、Windows DNAエンタープライズテクノロジートラックに分かれてそれぞれ4セッションの講演が行われました。
 Windows DNAアプリケーションデザイントラックは、最新のWindows DNA対応設計技法に対応した最先端ソリューションを解説するもので、@Windows DNA対応ビジネスオブジェクトのための設計、AWindows DNA対応のデータオブジェクト設計、BWindows DNA対応アプリケーションのためのセキュリティ設定方針、Cスクリプティングを活用するための Windows DNA 対応アプリケーション設計の4セッションについてマイクロソフト株式会社ビジネスソリューションズ事業部デベロッパーマーケティング統括部の萩原正義氏、野村一行氏、熊谷恒治氏、西谷亮氏が講師を務められました。この4氏は、Windowsコンソーシアムセミナーでも講師としてお願いし、何度かご講演いただいている方々です。


■三ヶ野原敏郎氏 挨拶


  Developer Daysはワールドワイドで開催しているイベントであるが、マイクロソフトからデベロッパー向けに新しい製品や技術を紹介するもので、新しい製品の出荷直前のタイミングに開催している。来年の2月17日にWindows 2000が出荷されるというアナウンスが米国であった。残念ながら日本語版の正式な出荷日に関してはまだアナウンスされていないが、間もなくお伝えすることになると思う。今回Windows 2000のProfessionalとServer版の出荷に合わせてWindows 2000 Developer版を日本オリジナルのパッケージとして出荷させていただく予定である。今回このコンファレンスに参加していただいている皆さんには、そういう企画があるということをご紹介すべく簡単な参考資料を準備しているので見ていただきたい。もちろん、msdn(Microsoft Developer Network)の会員の皆さまには開発目的でご利用いただけるWindows 2000をお届けするので、そうでない方にmsdnの会員になっていただける良いチャンスとしてご注目いただきたい。それから、今週の月曜日にVisual Studio 6.0プラスパックをリリースさせていただいた。これは、Visual Studioに追加して使うものであり、まさにWindows 2000対応のアプリケーションの開発をしていただくためにOSの出荷に先立ってリリースした。本日のDeveloper Daysにご参加の皆さまには同梱のCD、或いは昨日から弊社のWebからダウンロードしていただけるモジュール等をご利用いただくことによって早速Windows 2000対応のアプリケーション開発に本格的に取り組んでいただけるということで是非ご利用いただきたい。Visual Studioの登録ユーザーの皆さまには12月中旬を予定して自動的にCDとしてお送りするが、いち早くご利用いただける環境を本日から用意しているので是非ご利用いただきたい。
 本日のキーノートとして米国マイクロソフト本社の開発部門でVisual Studioの開発を統括しているゼネラルマネージャのBrian Arbogastを招いている。彼の方からWindows 2000時代のアプリケーション開発のノウハウを直接皆さんにご紹介したい。

■Brian Arbogast氏 基調講演


 本日は、次世代のアプリケーションを如何にして構築するかについてお話したい。これによってWebのリッチなアーキテクチャを活用することができるようになる。
 次世代のアプリケーションのいろいろな構成要素を見た場合には、コアとなる基盤がある。即ちアプリケーションサービスである。これはあらゆるアプリケーションにとって必要なものである。例えば統合化されたセキュリティとかトランザクション管理であり、それに加えていろいろな要件があり、データ、ロジックを他のシステムから統合する能力が加えられる、そして他のプラットフォームのアプリケーションとのインターオペラビリティも実現されていく。そこで次の要件としては如何にして非常にリッチでスケーラブルな形でデータとのやり取りを実現するかである。それから次に一貫性あるツールを使ってこれらをまとめていかなければならない。
 そして皆さま方がよりアプリケーションを構築しやすく、また効率よくこれを導入することができるようにしなけれならない。これらを全て組み合わせて、マイクロソフト社のアプリケーション開発のための戦略としてWindows DNAがある。Windows DNAとしてWindows DNA 2000があり、その中でどういったことが提供されるかを説明したい。


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