Windowsコンソーシアム副会長 下川 和男 このWindowsコンソーシアム会報「Windows View」は、1991年11月に創刊され、今号で8年、64号を数えるに至りました。この間、Windowsは3.0からWindows 98 Second Editionへと変化し、また、会員各位のコンピュータ環境も、インターネットに接続され、社員が皆メールアドレスを持つ時代へと進化しつつあります。 この進化に対応した、新しい「Windows View」を創刊すべく、半年ほど前より検討を重ねておりましたが、このほど、次号(1999年10月号)から「Windows View」のオンライン出版化に踏み切ることと致しました。 昨年、COMDEX/Fall 1998の基調講演で、マイクロソフト社ビル・ゲーツ会長がオンライン出版について、以下のような話しをされています。 『我々は、現在、On Screen(画面)で「電子メール」、「ホームページ」、「辞書」などを読んでいる。また、On Paper(紙面)で「新聞、雑誌」、「書籍」などを読んでいる。これから、数年以内に、On PaperのすべてのメディアをOn Screenに移行したい。これは、アラン・ケイのダイナブックの実現である。』 また、8月下旬に開催された、DTP系のコンファレンス「シーボルト」でも、マイクロソフト社の電子書籍担当副社長のディック・ブラス氏は、『2020年には、出版物の90%は紙ではなく電子化され、Bookという言葉の定義も変更される』と語っています。また、この会場でMicrosoft Readerという、本や雑誌を表示するためのソフトウェアも発表されました。 Windowsコンソーシアムでは、このような先端のWindowsテクノロジーを先取りすべく、具体的には、以下のような方法で、Windows Viewの電子化を行います。
<参考URL> ・Windows Viewのバックナンバー http://shop0.fsi.co.jp/wincons/Link4.html ・コムデック98でのビル・ゲーツ会長のスピーチ http://www.est.co.jp/ks/tabi/9811cmdx/ebook.htm ・シーボルトでのブラス副社長のスピーチ http://www.est.co.jp/ks/tabi/9908seyb/ (イースト株式会社 取締役(営業・企画担当) 兼 コミュニケーション事業部長 shimokawa@est.co.jp) |