会員会社情報




会員数 230会員(1998年8月1日現在)

近況報告

─ 我が社のWindows戦略 ─

●TDCソフトウェアエンジニアリング株式会社

 当社は、昭和37年10月にデータエントリー業務を中心に創立し、計算センターを経て、現在は、システムインテグレーションサービスや受託開発およびソフトウェアの開発、販売を主要業務としております。おかげさまで昨年10月に店頭公開することができました。
 当社とWindowsとの関わりは、自社開発のパッケージソフト「日本語リレーショナルデータ−ベース管理ソフトMRDB」から始まります。MRDBは、昭和59年からMS-DOS利用者によるアプリケーション開発を基本コンセプトとして発売したパッケージ製品です。当初、Windows 1.2や2.0への移植も考えましたが、メモリがネックとなり本格的にWindowsに取り組んだのは、Windows 3.0からになります。その後、Windows 95が発売されると、それにあわせて32ビットWindows 95/NT対応版を発売し、現在の「MRDB for Windows V6.0」に至っています。MRDBは、Windowアプリケーションを簡単に作ることはもちろんですが、国内ユーザーが強く要求する「きれいで見やすい帳票」を簡単に作成できることで高い評価をいただいております。MRDBは全国の地方自治体を中心にご利用いただいており、累積出荷本数は8万本になります。
 また、当社にとってWindowsは、システムインテグレーションやソフトウェアの受託開発分野の技術要素としても大きな比重を占めており、多くのお客様にWindows用アプリケーションを納めさせていただいております。今後ともWindowsは当社の中心的な技術の一つとして、動向のウォッチと社員への教育を行っていく予定です。

(技術調査担当 磯谷 修平 isogaya@tdc.co.jp)

<1992年11月入会、東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-6。業務内容は、システムインテグレーションサービスや受託開発およびソフトウェアの開発、販売を主とする。http://www.tdc.co.jp

● 株式会社 ブリッジ

 弊社は昭和49年7月に設立された独立系のソフトウェアハウスです。弊社ではいち早くUNIXに注目し、WS上でのDTPソフト「パブリス」を代表として、さまざまなソフトウェアを構築提供して参りましたが、Windows 3.0の発表以来、お客様からのニーズもあり、Windowsをターゲットにしたアプリケーション開発が多くなってきました。これまでDOS上でのソフトウェア開発を少なからず行ってきましたが、今の開発業務の90%はWindowsをターゲットにしたソフトウェア開発となっております。
 弊社ではこのような状況において、COMやJavaBeansを使用した開発を手がけ、コンポーネント化によるアプリケーションの新たな可能性を探ると共に技術の蓄積に注力して参りました。これらの開発を通して、既存のシステムから機能を分離独立させ、特定のシステムに特化しない純粋な部品としてのコンポーネント設計など、オブジェクト指向を用いた開発プロセスを実装することにより、部品としての再利用、保守にかかるコストの削減、バージョンアップや機能追加などによるシステムの肥大化や、デグレートによる品質の劣化などの防止にも多大な効果があることを確認してきました。特に再利用に関しましては、ActiveXコンポーネントをVisual BasicやHTMLドキュメントへ部品として組み込むことにより、短時間に質の高いシステムの構築ができることを検証しております。
 一方インターネットビジネス分野におきましても積極的にソリューションを提供させていただき、コンテンツ作成から注目を集めたJava言語にも早くから関心をもっておりました。進化を続けるJavaの最新技術に常に注目し、Windows上のアプリケーション開発において、その開発の容易さとスケーラビリティによって、プロトタイプの作成から最新のCGシステムやC/Sの様な分散環境の構築まで幅広く取り入れております。
なおDCOMやCORBAによる分散オブジェクトの協調技術を積極的に採用しており、エンタープライズ・システムの構築に欠かせない技術としてWindows NTの動向も含め、今後も最新技術に注目し積極的に取り入れて参ります。

(営業窓口 中村 哲夫 tetsu@bridge.co.jp)


<1992年6月入会、北海道札幌市北区北7条西1丁目NSSビル。業務内容はオブジェクト指向を中心にSIからパッケージ、研究開発、インターネット関連など幅広く手掛ける。URL http://www.bridge.co.jp


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