(9) セットアップの改良
セットアップ時間を短縮し、セットアップの信頼性を向上させるために、改良が行われました。
Windows 95からアップグレードする場合、Windows 98は現在のインストールと同じ設定を使用するので、アップグレード時の応答入力も大幅に減少し、セットアップ プロセスをより速く処理することができます。
Windows 98が最初に起動した時、すべてのプラグ アンド プレイ デバイスが自動設定され、その後で従来のハードウェア検出が行われるようになりました。これにより、セットアップ自体の信頼性が向上し、またセットアップにかかる時間も短縮することができます。
Windows 3.1からも、直接アップグレード セットアップが行えます。
(16) 電力管理機能の改良
Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)がサポートされています。ACPIは、インテル、東芝、およびマイクロソフトが提案するオープンな業界仕様で、PCシステム全体の標準電力管理機能を可能にするハードウェア インターフェイスを定義しています。Windows 98はACPIのサポートに加えて、ディスクのスピンダウン、PCMCIAモデムの電源切断、および電話着信によるレジューム状態からの回復などのAdvanced Power Management(APM) 1.2拡張をサポートします。
(18) 新世代ハードウェアのサポート
Windows 98がサポートする主な新ハードウェア技術には、Universal Serial Bus(USB)、IEEE 1394、Accelerated Graphics Port(AGP)、Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)、およびDigital Video Disc(DVD)などがあります。
(28) 32ビットData Link Control (DLC)
Data Link Control (DLC)プロトコルは、主にIBMメインフレームとIBM AS/400コンピュータにアクセスするために使用します。Windows 98に内蔵の32ビットDLCプロトコル ソフトウェアにより、ネットワーク管理者は、32ビットおよび16ビットのDLCプログラムのサポートを追加することができます。