活動報告


● 第59回セミナー 実施報告

 
 
日 時: 平成9年6月25日(水) 15時30分〜17時30分
会 場: 幕張メッセ(日本コンベンションセンター)国際会議場3F
参加人員:85名
テーマ:『Active Platformコンソーシアム』設立記念セミナー
構 成:
 第1部 「Windows NT Serverのエンタープライズ戦略」
      マイクロソフト株式会社
      ビジネスシステム製品統括
      統括部長 加藤 浩一 様
     「Windows Active Server概要」
      マイクロソフト株式会社
      ビジネスシステム製品統括部
      サーバーOSプロダクトマネージャー
      山口 竜司 様
 第2部 「Active Platformコンソーシアム設立のご案内」
      Windowsコンソーシアム会長 松倉 哲


 
 加藤講師
 第1部では、加藤講師から、まず「WindowsはクライアントのWindows 95も、サーバーのWindows NTも皆さまの大きな支持を得て大変成功している、といえる。その中で、プログラミングテクニックに目を向けると技術の進化はものすごく速く、マイクロソフトは複合オブジェクト技術というところではOLEを作った。最初はWordの中にExcelを張りつけるVisual Editingができたらどんなにいいんだろうと、オブジェクトをリンクする、EnbeddingするというOLEのテクノロジーからオブジェクトプログラミンがスタートした。だんだん世の中が高度にクライアント/サーバー化してきて、さらにビジネスロジックの部分を3階層のプログラミングモデル、サーバーとクライアントのビジネスロジックに分けて、さらにビジネスロジックを物理的ではなくて、論理的に自由に配置できるようにしたい、ということでプログラミングの技術が進歩した。私どもはOLEを3階層のプログラミングモデルに合致させるためにDistributed COMという形に進化させた。そして、それらを統合する新しいプログラミングのフレームワークを『Activeプラットホーム』と呼び、今必要とされるプログラミングの技術の最先端をいっているものであると自負しており、マイクロソフトの将来にとって一番重要な技術のフレームワークである。是非深くご理解をいただき、このテクノロジーについて皆さまのご支持を承りたいと思っている」。のお話がありました。
 続いてマイクロソフトのOSのビジネスの推移(Windows NT Serverは年間目標30万台に対し、UNIXサーバーは10万台弱、オフコンサーバーは7〜8万と推定される)、PCモデルの利点、Windowsのスケーラビリティ、Microsoft Scalability Dayで発表された「Windows NT Server Enterprise Edition 4.0とこれに対応するBackOffice製品」の紹介(信頼性とスケーラビリティが大幅に向上、日本語版は年末までに出荷)と概要、最後にBackOffice Enterprise Editionの説明がありました。
 また、BackOfficeは現在スタンダードのものが1種類しかないが、今後はEnterprise版、Standard版、Small Business版の3つに拡張し、規模の拡張性と使いやすさの両方に対応していき、特にSmall Business版はシングルサーバーの環境でもっと簡単に使えるようにチューニングしてあるとのことです。


 
 山口講師
 続いて山口講師から、マイクロソフトのActiveプラットホームが如何にWindowsのエンタープライズ市場と結びついてこれから先どういうコンピューティング環境を提供するのか、そのためにWindows NTエンタープライズ製品Active Server Pages、Microsoft Transaction Server、Microsoft Message Queue Server(日本で始めて紹介)、Microsoft Cluster Server(開発コード名Wolfpack)などについての詳しい技術的説明がありました。
 最後に「マイクロソフトのActiveプラットホームというのは、3階層のアーキテクチャーを提供してそれぞれのコンポーネントが密接に結びあって統合的なWebコンピューティングを実現できるようになるプラットホームである。JavaとActiveプラットホームがよく比較されるが、Javaそのものは言語であり、Activeプラットホームの中ではJavaは言語という位置関係に属する。Activeプラットホームというのはもっと広い意味でとらえていただきたいプラットホームであって、この中にはサーバーの部分、バックエンドの部分、ブラウザーの部分があり、これらを統合してActiveプラットホームとよんでいる。Javaと比較されるのはあまり好ましいことではないと思っている。Activeプラットホームのバックエンドとして、NTを中心としたBack Office製品群が控えているので、特にBack OfficeとNTの組み合わせはこれからの企業コンピューティングを支える非常に重要なプラットホームであると考えて欲しい」と結ばれました。


 第2部では、松倉会長から「Active Platformコンソーシアム」設立について、目的、組織、運営形態、サブ幹事会社(調整中)、活動計画、年度計画、参加会員などについての説明が行われました。詳細は、巻頭「Active Platformコンソーシアム設立について」をご参照ください。


 

● 今後のセミナーのご案内

◎第60回セミナー <ビジネス・インターネット委員会主催>
日 時: 平成9年7月29日(火) 15時30分〜20時00分
会 場: 東京ヒルトンホテル(西新宿)
構 成:
 第1部 15時30分〜17時00分
     「特別セミナー」
      マイクロソフト株式会社
      代表取締役会長 古川 享 様
 第2部 17時00分〜17時30分
     「COMDEX Spring 97レポート」
      Windowsコンソーシアム会長
      松倉 哲
 懇親会 18時00分〜20時00分
      技術者交流会

◎第61回セミナー<ビジネス・インターネット委員会主催>(予定)
日 時:調整中
会 場:調整中
テーマ:調整中
講 師:日本オラクル株式会社

◎第62回セミナー<Active Platformコンソーシアム主催>(予定)
日 時:平成9年8月22日(金) 13時30分〜17時00分
会 場:調整中
テーマ:調整中
講 師:調整中

◎第63回セミナー <セミナー企画委員会主催>(予定)
日 時: 平成9年8月27日(水) 13時30分〜17時00分
会 場: テラハウス/テラホールB1F(JR東中野駅前)
テーマ:Windows CE関連
講 師:調整中

◎第64回セミナー <セミナー企画委員会主催>(予定)
日 時: 平成9年9月17日(水) 13時30分〜17時00分
会 場: テラハウス/テラホールB1F(JR東中野駅前)
テーマ:インターネット関連ツール
講 師:凸版印刷株式会社

<事務局より>
※ 電子メールによるセミナーのご案内や参加をご希望の会員会社は、「セミナーメーリングリスト希望」の旨、wincons@fsi.co.jpまたは、KYJ00565@niftyserve.or.jp宛てにメールをお願いします。
※ セミナーのご案内は、 Windowsコンソーシアムホームページ http://www.wincons.or.jpおよびNIFTY-Serve「FWINAP」19番会議室(Windowsコンソーシアムだより)で行っております。


Contents         Windows Consortium ホームページ