WinViewインフォメーション


<ニュース リリース>

● アドビ システムズ(97.5.29)<抜粋>

Windows(R)版Adobe(R) PageMill(TM) 2.0Jを発表

〜ドラッグ アンド ドロップ操作のみでWebページ作成を実現。
付属のAdobe Photoshop(R) LE-Jで高品質な画像処理が可能。
FTPアップローダでサーバへの転送も容易〜

 アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:木村 八郎)は本日、Windows 95、Windows NT(TM)対応のAdobe PageMill 2.0Jを発表いたしました。既にMacintosh(TM)版でベストセラーとなっているAdobe PageMillは、テキストやグラフィックなどの素材をドラッグ アンド ドロップでレイアウトするだけで、簡単にしかも効率的にインターネットのWorld Wide Web(WWW)ページを作成することができます。

 Adobe PageMill 2.0Jは、従来専門的な知識を持った方が、テキストエディタなどで直接HTMLの記述を行なって作成していたWeb ページを、HTMLの知識が全くない方でもドラッグ アンド ドロップの操作だけで作成可能にするソフトウェアです。作成した結果を実際の画面上で確認しながら編集できるため、作業効率が飛躍的に向上します。レイアウトはもとより、リンクの設定、フォーム作成などの機能もサポートしており、作成したWebページの動作はAdobe PageMill上で確認することができます。

 テーブル(表)やフレームもマウスをドラッグするだけでWYSIWYG (What You See IS What You Get)で作成することができ、フレーム内に実際のHTMLファイルを表示しながら編集・動作確認をすることができます。また、HTMLのソースを直接開いて確認・編集することもできますので、プロフェッショナルレベルでのHTMLファイルの編集も可能です。完成したWebページは、付属のアップローダで簡単にサーバに転送することができます。さらに、Adobe Photoshop LE-Jが付属しているため、Webページ用の高品質な画像を簡単に編集することが可能です。

<主な機能と特長>
● レイアウト結果を確認しながら編集
グラフィックスやテキストなどの素材を、ドラッグ アンド ドロップでレイアウト可能です。テキストの位置揃え、区切り線、スタイルの設定、フォームの作成などはメニューやツールバーから選択するだけです。また、背景の色やパターンも指定でき、作成した結果は編集モードからプレビューモードに切り替えるだけで確認できます。
● ドラッグ アンド ドロップによるリンク設定
リンクを設定するテキストやグラフィックスを選択して、ジャンプ先のページアイコンやファイルアイコンをドラッグするだけでリンク設定が完了します。
● WYSIWYGでのテーブル(表)作成
ボタンをプレスして、視覚的に確認をしながらテーブルを作成できます。複数行・複数列を結合させたセルを作成する場合も、結合させたいセルを選択してボタンをクリックするだけで作成可能です。特定のセルに別のテーブルを挿入するネスティングも可能です。また、特定のセルの背景色を設定することも可能です。
● HTMLのソースをダイレクトに表示
Adobe PageMill上でHTMLソースの表示・編集やプレースホルダを使用して、Javaスクリプト等の編集を行うことも可能です。
● 文字の大きさや色の変更
文字の大きさや色も、ボタンをクリックするだけで変更することができます。
● 検索/置換機能
ポップアップリストやテーブルに含まれるテキストやリンク、グラフィックなども検索して、他のテキストやリンク、グラフィックスなどに置き換えることができます。
● アップローダ機能搭載
作成したページをフォルダごとWebサーバに転送することができます。また、更新したページのみを指定して転送することも可能です。(なお、完成したWebページをインターネット上で公開するにはファイルの転送などサービスプロバイダごとの指示による手続きが必要です。)
● Adobe Photoshop LE-J付属
画像処理ソフトであるAdobe Photoshop LE-Jが付属しており、Webページ用の高品質な画像データを作成・編集できます。
● その他の強力な機能
Adobe Acrobat(R) 3.0JのPDFファイル(Portable Document Format)、Shockwaveファイル、アニメーションGIFファイル、サウンドファイルなどを、ドラッグ アンド ドロップで埋め込み可能。またこれらのマルチメディアデータは、他のブラウザを起動することなく、Adobe PageMillのプレビューモードでダイレクトに再生できます。配置したグラフィック中の特定の色を透明にしたり、複数のリンクを持つクライアントサイドイメージマップ/サーバサイドイメージマップの作成も可能です。

◆ アドビシステムズ ニュースリリースに関するお問い合わせ先
アドビシステムズ株式会社 マーケティングコミュニケーション
Tel.03-5423-8240 URL http://www.adobe.co.jp/


●カテナ(1997.5.27) <抜粋>

カテナ(株)が英日翻訳ソフトLogoVista「E to J PRO Ver.4.0」を発売
〜 翻訳精度が向上・編集機能もさらに充実 〜

 
 カテナ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:小宮善継)は、英日翻訳ソフトLogoVista「E to J PRO Ver.4.0」(Windows版・Macintosh版 )を6月28日(土)より発売いたします。メーカ希望小売価格は97,000円(税別)。

 「E to J」シリーズは、言語学の世界的権威、ハーバード大学久野教授の基礎理論をシステム化したハイエンドの英日翻訳ソフト。数ある翻訳ソフトの中でも、翻訳ソフトの生命とも言える「翻訳精度・構文解析機能」において、これまで様々な専門誌等で最高級というような非常に高い評価をいただき、第一線の翻訳家や研究者、ビジネスマンに使用されてまいりました。

 新製品「E to J PRO Ver.4.0」ではさらなる翻訳精度のアップに加え、事例翻訳・品詞設定・別訳語学習機能などの後編集の機能についても大幅に強化されています。さらに事例ファイル機能を進化させたファジー翻訳機能や、翻訳エンジンをツールのように手軽に使用できる「グラインダ翻訳アプレット」、ユーザ辞書編集用の「ユーザ辞書編集アプレット」を別アプリケーションとして同梱し、翻訳作業をますます効率的に行うことが可能になりました。

「E to J PRO Ver.4.0」の主なバージョンアップ内容は以下のとおり。
●翻訳精度の向上
一般辞書の改善と文法規則の追加改良を行い、翻訳結果の向上を実現しています。
●事例ファイルを利用したファジー翻訳
よく使用する定型的な文を事例ファイルに登録し、次回の翻訳の際に完全一致した和文のみを事例ファイルから参照する、これまでの事例翻訳の機能を大きく拡張し、部分的な一致でも置き換えを行うファジー翻訳をサポートしました。
ファジー翻訳は、事例ファイルに登録された文に対し、類似性(4レベル)を指定し、部分一致の度合により和文への置き換えを行い、インタラクティブに和文を修正することができます。こうした翻訳は、マニュアル、リーフレットなどで省略表現された定型文の翻訳には効果的です。
●品詞設定機能の拡張
翻訳前の英文に対し、品詞設定できる範囲が拡がり、名詞、動詞、形容詞、副詞、グループ、名詞句、動詞句、形容詞句、副詞句、前置詞句、英語のままに加え、新たに助動詞、接続詞が追加されました。
●別訳語学習機能の拡張
翻訳の時に使用したくない訳語が選択されないようにする機能(訳語のマイナス学習)を追加しました。また、別訳語表示ウインドウで品詞が表示できるようになりました。
●ユーザ辞書編集アプレットの追加
ユーザ辞書の登録編集を行うプログラムを独立させ、UdEditorというアプレットを用意しました。
またユーザ辞書へのデータ取り込みにかかっていた処理時間の短縮を図りました。
●グラインダ翻訳アプレットの追加
翻訳エンジンそのものをツール的に利用できるグラインダ翻訳アプレット(Grinder)を用意し、ボリュームの大きなファイルの一括翻訳ができるようになりました。
カテナでは、「E to J PRO Ver.4.0」の1年間の売上目標を10,000本としています。


●カテナ(1997.5.27) <抜粋>

日翻訳ソフトLogoVista「E to J PERSONAL Ver.4.0」と関連製品を発売
〜訳精度が向上・幅広い用途に対応できるラインアップ〜

 カテナ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:小宮善継)は、英日翻訳ソフトLogoVista「E to J PERSONAL Ver.4.0」(Windows版・Macintosh版/共にメーカー希望小売価格:39,800円税別)を7月11日(金)より発売いたします。
 また同時に、この「E to J PERSONAL Ver.4.0」を使用した関連製品として、ペン型OCRスキャナを同梱した「E to Jペンスキャニング翻訳セット」(Windows版DOS/V互換機のみ/メーカー希望小売価格:65,800円税別)と、日英翻訳ソフトを同梱した「E to J & TransLand/JE 英日・日英翻訳ダブルパックII」(メーカ希望小売価格: Windows版59,800円、Macintosh版82,500円税別)を同じく、7月11日(金)より発売いたします。

 
 「E to J」シリーズは、言語学の世界的権威、ハーバード大学久野教授の基礎理論をシステム化したハイエンドの英日翻訳ソフト。数ある翻訳ソフトの中でも、翻訳ソフトの生命とも言える「翻訳精度・構文解析機能」において、様々な方に最高級という非常に高い評価をいただき、第一線の翻訳家や研究者、ビジネスマンに使用されてまいりました。

 新製品「E to J PERSONAL Ver.4.0」はシリーズ最上位版の「E to J PRO Ver.4.0」と同等の翻訳精度を持ちながら、個人でも気軽に購入できる価格設定となっています。
 今回のバージョンアップではさらなる翻訳精度のアップに加え、別訳語学習機能などの後編集の機能についても大幅に強化されています。さらに翻訳エンジンをツールの様に手軽に使用できる「グラインダ翻訳アプレット」やユーザ辞書編集用の「ユーザ辞書編集アプレット」を別アプリケーションで同梱し、翻訳作業をますます効率的に行うことが可能となりました。

 「E to Jペンスキャニング翻訳セット」は、「E to J PERSONAL Ver.4.0」と、抜群の認識率とスピードを誇るペン型OCRスキャナ「IRISPen」から構成されています。「IRISPen」はペン型なので、雑誌や厚手の書籍でも、そのまま英文をさっとなぞるだけでダイレクトに読み込むことができます。コンパクトサイズなので、場所もとらず、移動も簡単なうえ、電源はPC本体から供給されるのでノートタイプのPCといっしょに持ち歩くことも可能です。英文取り込みから翻訳までがこのワンセットで実現でき、値段65,800円と手頃なので、会社での使用はもちろん個人での使用にも最適です。PC/AT及びDOS/V互換機のみ対応しています。(PC98シリーズには対応しておりません。)

 「E to J & TransLand/JE 英日・日英翻訳ダブルパックII」は、「E to J PERSONAL Ver.4.0」と、日英翻訳ソフト「TransLand/JE」(開発元:ブラザー工業株式会社)をお求めやすい価格でバンドルした製品です。海外の英文情報を「E to J PERSONAL Ver.4.0」で読解し、海外への電子メール・英文ホームページなどの作成に「TransLand /JE」を使用するといった用途のほか、あらゆる英日・日英翻訳がこのワンパッケージで可能です。

 カテナでは、1年間の売上目標を「E to J PERSONAL Ver.4.0」と「E to J & TransLand/JE 英日・日英翻訳ダブルパックU」をそれぞれ20,000本、「E to Jペンスキャニング翻訳セット」を10,000本としています。

◆カテナ ニュースリリースに関するお問い合わせ先
 カテナ株式会社ソフトウェアプロダクツ事業部
 カスタマーサービスグループ
  Tel. 0423-38-1118 Fax. 0423-38-1079
  E-mail sp_cs@catena.co.jp
  URL http://www.catena.co.jp/sp/spindex.htm


● ブラザー (1997.6.2) <抜粋>

ブラザー 日英翻訳「TransLand/JE」バージョンアップ

ブラザー販売株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:稲井田行雄)は日英翻訳でトップクラスの翻訳精度を誇り、各方面でご好評をいただいております「TransLand/JE」につきまして、下記のとおりバージョンアップを行います。

(1) TransLand/JE Ver.2.0 Windows版
日英翻訳ソフトTransLand/JE Windows版がバージョンアップ
7月3日発売予定、標準価格39,800円(税別)、年間売上目標本数10,000本。
● バージョンアップによる改良点/新機能
・基本辞書の語数を54,000語から55,000語へ増加。意味情報にも改良を加え、翻訳精度を高めた。
・ユーザーの望む翻訳結果へ導きやすくするための機能を強化。
 辞書引き/単語対応/フレーズ集/テンプレート集/使用専門用語辞書指定数増加
・Windows95/NT4.0対応。
● 対応機種/条件
・Windows95/NT4.0の動作するマシン Pentium以上推奨、、ハードディスク22MB、 メモリ16MB以上推奨。
(2) TransLand/JE 専門用語辞書 Ver.2.0
日英翻訳ソフトTransLand/JE用の専門用語辞書がバージョンアップ
8月12日 発売予定、標準価格 29,800円(税別)
● バージョンアップによる改良点/新機能
・分野別に分かれていた専門用語辞書が1パッケージに。同等の価格で全ての分野が購入可能。
・3分野各30,000語だった収録専門用語が37分野70万語に大幅増加。さらに適切な翻訳を実現。
・ ハイブリッド版(Windows/Macintosh両用)CD-ROMにて供給。
● 対応機種/条件
・ TransLand本体プログラムに準ずる(必ずTransLand本体と共に使用する。単独の辞書としては使用できない。)
● 対応分野
機械、電気/電子、医学/薬学、ライフサイエンス、バイオ、物理、化学、科学、繊維/衣服、建築、計測/精密機械、プラント、金属、光学/カメラ、レーダー、パソコン、半導体、情報工学、インターネット、テレコミュニケーション、LAN、CAD、エネルギー、ガス、原子力、環境/エコロジー、気象、金融、ビジネス、法律、鉄道、船舶、物流、航空工学、軍事、米国軍事規格、輸入車マニュアル

◆ブラザーニュースリリースに関するお問い合わせ先
 ブラザー販売株式会社 情報機器事業部  担当:高嶺房子
 Tel. 052-824-3420 Fax. 052-825-0311
 E-mail:soft.sales@brother.co.jp
 ホームページ: http://www.brother.co.jp/(TransLand翻訳体験&お試し版ダウンロードができます)


●マイクロソフト (1997.5.21) <抜粋>

マウス操作で写真編集が可能なWindows対応フォトデザインソフト
マイクロソフトピクチャー イットフォー ウィンドウズ
「Microsoft(R) Picture It! for Windows(R)」バージョン
Version 1.0日本語版6月20日(金)発売

 
 マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:成毛 真)は、 「Microsoft(R) Windows(R) 95」日本語版(以下:Windows 95)および「Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation 4.0」日本語版(以下:Windows NT Workstation 4.0)に対応したフォトデザインソフト 「Microsoft(R) Picture It! for Windows(R) 」Version 1.0日本語版(以下:Picture It!) を6月20日(金)に全国の販売店で発売します。同製品は、オープン価格で販売されます。

 Picture It!は、デジタルカメラやスキャナーなどを利用して取り込んだ画像を簡単なマウス操作で 編集できるWindows対応フォトデザインソフトです。ユーザーは、取り込んだ写真を編集して、コラージュやポストカード、カレンダーなど様々なオリジナルの作品を作ることができます。
 Picture It!は新しく開発された画像フォーマットであるFlashPix*を採用したことにより、 高速な画像処理を実現しました。画像の拡大、縮小はもとより、ファイルに保存されたイメージデータのプレビューも瞬時に表示する事が可能です。また、Picture It!は「Microsoft IntelliMouse(TM)」(マイクロソフト インテリマウス)に対応しており、画像の拡大/縮小表示、上下左右のスクロールが、ホイール操作で素早く実行できます。

 Picture It!には、126枚のコラージュ テンプレート、513枚の背景や素材のサンプルなど、 合計700枚以上の画像データが添付されており、豊富なサンプルから好みのテンプレートや背景を選んで、 画像を差し替えるだけでオリジナルの写真を作ることができます。また、撮影時に起こりがちな フォーカスのずれの調整や赤目現象、カラーバランスなどを、マウスをクリックするだけで自動的に 修整します。さらに、画像を編集する際に、ファイルに格納されているイメージデータをプレビュー表示したり、作業用に読み込まれた画像を、枚数に制限なく合成することのできるスタック機能により、 初心者ユーザーでも迷うことなく正確に編集を行えます。

 ユーザーは解像度、カラーの選択、ファイル形式など画像編集に関する専門知識が無くても Picture It!を使用することができ、写真を撮る楽しみに加えて、撮った写真をデザイン、合成し、 オリジナルの写真編集を楽しむことができます。

 *FlashPixフォーマットはイーストマン・コダック社が、米ヒューレット・パッカード社、 米ライブピクチャー社、米マイクロソフト社の4社で共同開発した、高画質のデジタル画像を標準的な 性能のパソコン上で、迅速かつ簡単に表示・処理・保存ができる新しい画像フォーマットです。


 
<必要システム>
・ コンピュータ本体:Pentium(R)以上を搭載し、解像度800×600、256色以上の表示が可能なパーソナルコンピュータ(Pentium133MHz以上、High Color以上を推奨)MMX(R)テクノロジPentium対応OSコンピュータ本体に対応したWindows95またはWindows NT Workstation4.0
・ メモリWindows95/16MB以上(32MB以上を推奨)、Windows NT Workstation4.0/24MB以上(40MB以上を推奨)
・ ハードディスク75MB以上の空き容量が必要
・ CD-ROM2倍速以上(4倍速以上を推奨)
・ ディスプレイ解像度800×600、256色以上の表示が可能なディスプレイ(High Color以上を推奨)
・ その他マウス(必須)、TWAINに対応したデジタルカメラやスキャナ、AVIファイルの再生が可能なサウンドデバイス、スピーカーまたはヘッドフォン、日本語入力システム。スライドショーを電子メールで送信する場合には14.400bps以上のモデム(28.800bps以上を推奨)、Microsoft Exchangeなどのファイル添付が可能な電子メールクライアントソフト、HTML形式に保存したファイルを表示するにはインターネットエクスプローラなどのブラウザが必要。


●マイクロソフト(1997.5.26) <抜粋>

マイクロソフト社、Microsoft(R) BackOffice(TM)ファミリー製品のエンタープライズ版を発表
〜顧客ニーズに対応した大規模な企業情報システム構築のための新機能およびサービスを提供〜
(当資料は、1997年5月20日に米国で発表されたニュースリリースを抄訳したものです。)

 米国マイクロソフト社(本社:米国ワシントン州レドモンド) は、本日5月20日にマイクロソフト社が ニューヨークで開催した『Microsoft(R) Scalability Day 97』(スケーラビリティ デイ)において、 Microsoft(R) BackOffice(TM)(以下:BackOffice)ファミリー ソリューションを強化するために、 Microsoft(R) Windows NT(R) Server 4.0 Enterprise Edition(以下:Windows NT Server Enterprise)、 Microsoft SQL Server(TM) 6.5 Enterprise Edition(以下:SQL Server Enterprise)および BackOffice Server 4.0 Enterprise Editionを発表しました。これにより、航空券予約システム、オンラインバンキングアプリケーション、リアルタイム株式取引など、大規模な企業情報システム 構築に必要な拡張性、可用性、相互運用性を提供します。

 また、マイクロソフト社は、ユーザーが大規模な企業情報システムを迅速かつ低コストで導入するために、新しい企業情報システム アプリケーションの開発管理、コンサルティング分野におけるサポートサービスを実施することを発表しました。

 新開発のBackOffice Server4.0 Enterprise は、マイクロソフト社が本日発表したBackOffice ファミリー製品のすべてのエンタープライズ版と、Microsoft Exchange Server Enterprise Edition、 Microsoft Proxy Server、Microsoft SNA Server、Microsoft Systems Management Server、 Microsoft Site Server Enterprise Editionから構成されています。 Site Server Enterprise Editionは、インターネットを利用した電子商取引用Webサイトの機能を強化し、 堅牢なセキュリティー機能など、先進技術で管理するための包括的な環境を提供します。

 このBackOffice Server 4.0 Enterprise は、すべてのBackOfficeファミリー製品のエンタープライズ版を一つのセットにまとめ、よりお求めやすくなっています。またセットに含まれる個々の製品を複数の サーバーで分けて利用できるほか、ボリュームライセンス契約による割引もあるため、それぞれの使用状況に応じて製品を購入できます。なお、BackOffice Server 4.0 Enterprise は、米国において 1998年第1四半期から出荷される予定です。

 今日の顧客は、独自仕様のハードウェアで基幹業務を運営することで、高額な旧式システムの使用を余儀なくされていました。BackOffice Server 4.0 Enterprise は、標準的な量産・低コスト型のハード ウェア コンポーネントで動作するので、費用対効果に優れたビジネスシステムの構築および導入が可能 になり、PC業界の量産効果と全社規模のコンピューティング能力を組み合わせることで、要求の厳しい大規模な企業情報システムに最適なソリューションを顧客に提供します。
 「多数の顧客が、企業情報システムの用途でWindows NT ServerとBackOffice製品を導入しています。 大規模な企業情報システム環境に求められる拡張性に富んだ機能を提供することで、今後ユーザーは、 高価なUNIXソリューションに頼る必要がなくなりました」とマイクロソフト社プラットフォーム& アプリケーショングループ副社長であるポール マリッツ(Paul Maritz)は述べています。

 モンゴメリー証券が実施した最近の調査分析結果では、BackOfficeソリューションは、 UNIXベースのソリューションと比較して、ユーザが負担するコストが約半分で済むと報告されています。「ユーザーは分散ネットワークで管理できる、拡張性と相互運用性を備えたアプリケーションプラットフォームを求めていますが、これまでは統合するために要するコストが高額なために、 既存のUNIXベースのシステムを大規模な企業情報システムとして導入することが躊躇されていました。 本日マイクロソフト社が発表した新しいエンタープライズ製品を利用すれば、ハードウェアを導入する 際に必要なコストで大規模な企業情報システムのアプリケーションを構築することができます」とモンゴメリー証券のデビッド リーダーマン氏は述べています。

 ブリヂストン社の情報システム部主任部員である佐伯正勝氏は、「当社では、あらゆる基幹系業務 アプリケーションの運用において、メインフレームの利用をできるだけ減らしたいと希望しています。当社にとって拡張性はきわめて重要であり、これまで実施したテストから、BackOfficeを動作させるインテル プロセッサ ベースのサーバーを使用すれば、大規模なアプリケーションにも対応できると 確信しています」と述べています。

 Windows NT Server 4.0 Enterprise は、全社規模の分散アプリケーションを構築する機能を備えています。これらの製品を統合することで、マイクロソフト社が本年1月より出荷しているMicrosoft Transaction Server 1.0のオブジェクトベースプログラミングモデルの優れた機能をあらゆる顧客に提供します。

 Windows NT Server 4.0 Enterprise は、大規模な企業情報システム構築に必要な拡張性と可用性を備え、費用対効果に優れたサーバープラットフォームが提供されます。同製品を使用することで、 8ウェイ対称型マルチプロセッシング(SMP)、アプリケーション単位で50%のメモリ使用量、信頼性の高い分散アプリケーション構築に必要な各種ツールがサポートされます。マイクロソフト社の業界パートナー企業は、今後も8個以上のマイクロプロセッサを搭載したハードウェアシステムの開発をサポートします。 タンデム社が開発した64ウェイサーバーは、小売店チェーンのターゲット社やマービン社を傘下に持つ デイトン ハドソン社に対して、数テラバイト規模のデータウェアハウスアプリケーションを構築できる ことが実証されました。

 大規模なデータベースアプリケーションには、オンライントランザクション処理機能(OLTP)、データウェアハウス機能、インターネットと融合する機能などが求められます。同機能を備えたデータベースアプリケーションは数百ギガバイトのデータを蓄積できることに加えて、何千人もの顧客が1日に 数億件のトランザクションを同時に処理することができます。SQL Server 6.5 Enterprise は、クラスタリング技術、ハイエンド オペレーティングシステム、大規模メモリ構成をサポートしているので、これらの要求に対応できる拡張性と、ハードウェア プラットフォーム構築に必要な費用対効果に 優れたソリューションを顧客に提供します。

 Windows NT Server 4.0 Enterprise および SQL Server 6.5 Enterprise は、米国において 本年第3四半期から出荷される予定です。

 また、マイクロソフト社は、カスタマーサポート、アプリケーションの設計開発、導入、デベロッパー サポートなどの分野において、企業ユーザーにより高度なサービスを提供できるよう設計された新しい 3つのプログラムを発表し、以下のような概要が紹介されました。

● カスタマーサポート
「マイクロソフト エンタープライズ カスタマー ユニット」は、アカウントマネージャやシステムエンジニアで構成されたワールドワイドのフィールドチームと協力して、顧客サポートを拡充します。 マイクロソフト社のフィールドチームに直接アクセスしやすくなることで、顧客は、BackOffice Server Enterprise 製品をさらに効果的に装備できるようになります。
● アプリケーションの設計・導入
新設の「テクノロジー コンサルティング ブループリント」サービスでは、Windows NT Server Enterprise Edition を用いたトランザクションベースの高可用性アプリケーョンの装備に向けて 初期段階から企画・設計の助言を行い、大規模な企業情報システムのアプリケーション設計・導入の 迅速化を図ります。
● 開発者サポート
「開発者向けプレミアサポート」は、担当の「アプリケーション設計コンサルタント」と一体となって パーソナルなサービスを提供することで、Microsoft BackOffice Enterprise のソリューション開発を 計画している開発会社や社内開発者のニーズに対応できるようになっています。


● マイクロソフト(1997.5.26) <抜粋>

マイクロソフト社、大規模システムに対応したオンライン スケーラビリティ戦略を発表
〜多数の主要ベンダー企業が、企業用標準プラットフォームとしてMicrosoft(R) BackOffice(TM)を支持〜
(当資料は、1997年5月20日に米国で発表されたニュースリリースを抄訳したものです。)

 米国マイクロソフト社(本社:米国ワシントン州レドモンド) と業界大手のパートナー企業は、 本日5月20日にマイクロソフト社がニューヨークで開催した『Microsoft(R) Scalability Day 97』(スケーラビリティ デイ)において、Microsoft(R) BackOffice(TM)(以下:BackOffice)ファミリー の各サーバー アプリケーションを利用して、多数のユーザーをサポートするオンラインバンキングシステム、大型データウェアハウス、企業のメール システムなどの大規模な企業情報システムアプリケーションの管理能力を示すデモンストレーションを行いました。

 また、マイクロソフト社はMicrosoft(R) Windows NT(R) Server(以下:Windows NT Server)、 Microsoft SQL Server(TM)(以下:SQL Server)および BackOfficeの新しいエンタープライズ版 (Enterprise Edition)を発表しました。

 マイクロソフト社の業界大手のパートナー企業により、大規模な企業情報システムに必要な ハードウェア、アプリケーションおよびツールが提供されます。データゼネラル社 (Data General Corp.)、タンデムコンピューターズ社、ユニシス社 (Unisys Corp.) などの企業は、 Windows NT Serverで動作し、8〜64個のプロセッサを搭載したハードウェアを発表しました。 また、オーラム ソフトウェア社 (Aurum Software Inc.)、バーン社 (The Baan Co.)、ピープルソフト 社 (PeopleSoft Inc.)、プロロジック社 (Prologic Corp.)、SAP社(SAP AG)、SASインスティチュート 社 (SAS Institute Inc.) などのエンタープライズ アプリケーションベンダー企業は、BackOffice製品に対応した各社の製品の拡張性を示すデモンストレーションを行いました。

 「本日お見せした通り、あらゆる規模のあらゆる企業が、社内の企業情報システムアプリケーションをマイクロソフトのソフトウェア製品および業界標準のハードウェアで運用できるようになりました。全社規模の拡張性とPC業界の量産効果が組み合わさることで、企業情報システムの市場が大幅に変化していきます。マイクロソフトおよび業界が現在進めている研究開発の投資により、将来にわたって、さらに進んだ拡張性、相互運用性、可用性および管理能力を提供できるようになります。」と、 マイクロソフト社会長兼CEO(会長兼最高経営責任者)であるビル ゲイツは述べています。

 また、インテル社の社長兼CEO(最高経営責任者)であるアンドリュー S. グローブは、 「当社では、より高度なコンピュータ処理能力を求める顧客の要求を満たすべく、標準量産サーバーの 性能と拡張性の改善を続けていきます。現在、マイクロソフト社と協力して手がけているPentium Pro プロセッサおよびPentium IIプロセッサ搭載の標準量産サーバーの開発作業は、最も高度なコンピュー ター能力を最も費用効率の高い方法で提供できるように設計されています」と述べています。

 スケーラビリティ デイでは、大規模システム上で動作するBackOfficeのデモンストレーションが 注目を集めました。デモンストレーションでは以下のような特長が紹介されました。

● 1日に11億回のトランザクションを処理
Windows NT Server 4.0、Microsoft Transaction Server 1.0、およびSQL Server 6.5が、 インテルのPentium Proプロセッサを搭載したマルチノード設定のコンパックのハードウェアを使用して、24時間で11億回のATMトランザクションに相当するデータを処理しました。これは、米国の大手5社銀行の合計処理量をも上回る処理量です。
● テラバイト級のデータベース
6月よりベータ テストを開始するSQL Serverの次期バージョン(開発コード名: スフィンクス) が、地図製作情報および地球の衛星映像を含むテラバイト規模のデータベースアクセスに使用されました。 1テラバイトのデータベースには、100億件の販売記録、10億通のビジネスレター、または5,000万個の ファックス画像が格納されていました。デモンストレーションに使用されたデータベースには、 米国地質調査部 (U.S.G.S.) および ロシア インターブランチ アソシエーション (Russian Interbranch Association、SOVINFORMSPUTNIK (SPIN-2))が提供した世界地図や画像データを 含む、1億4,000万件の記録が格納されていました。
また、Windows NT Server 4.0およびタンデム社のNon-Stopソフトウェアで使用される、 300億件の販売記録を含む、2テラバイトのデータベースが展示されました。
● 大規模インターネット電子メールシステム。
Microsoft Exchange Serverが動作する1台のDigital AlphaServer 4100で、シングルノードの メインフレームで構築された最大規模のシステムの2倍に相当する、50,000個以上のインターネットメールボックスをサポートするデモンストレーションが行われました。
● 1日に1億のインターネット ヒット数。
デモンストレーションでは、Microsoft Internet Information Serverが動作する、インテルのPentium Proプロセッサを1個搭載したヒューレット パッカードのNetserver LXで、1日に 1億以上のWebのヒット数を記録しました。これは、ZDNet、QVC、サン マイクロシステムズ、ESPNETなどのサイトよりも多いトラフィック量です。
● 64ビット メモリのサポート。
Windows NT Server 5.0およびスフィンクスは64ビット メモリをサポートしていることで、 最大1,700パーセントまでの大幅な性能向上を実現します。データウェアハウスの応答時間の短縮により、データウェアハウスユーザーはより迅速な意思決定を行うことができます。このデモンストレーションでは8個のプロセッサと8GB(ギガバイト)のメモリを搭載したディジタ ルイクイップメント社のAlphaServer 8400が使用されました。

 また、マイクロソフト社は、さらに大規模な企業情報システムのアプリケーションの運用において、統合化、可用性、管理、サービスおよびサポートなどの観点についても言及しました。そこでは、BackOffice製品を既存のホストシステムと統合するマイクロソフトの戦略が詳細に紹介されました。この戦略では、BackOfficeおよびIBM CICSを使用したトランザクションと、VSAMおよびAS/400のファイル 構造への円滑なアクセスが新たにサポートされます。高いシステム可用性を示すデモンストレーションが、 Windows NT Server 4.0およびMicrosoft SQL Server 6.5のエンタープライズ版で行われました。

 マイクロソフト社のクラスタリング技術 (開発コード名: ウルフパック) は、2つの タンデム社のサーバーで実行されるSAP社のR/3エンタープライズ アプリケーションに自動システムフェイルオーバー(failover)機能を追加しています。さらに、3つの新しいプログラムも発表されました。これらのプログラムは、カスタマ サポート、アプリケーションの設計開発、配備やデベロッパーの サポートなどの分野において、さらに高度なサービスを提供できるよう設計されています。

 今日の顧客は、大規模な企業情報システム用途でWindows NT ServerやBackOffice製品を導入しています。 たとえば、SABREグループはWindows NT Server 4.0およびSQL Server 6.5をSABRE Business Travel Solutionに使用しています。このソリューションは企業用の旅行アプリケーションで、企業内の旅行 および娯楽に関わる過程すべてを管理するもので、SABREシステムの性能を企業のデスクトップコンピュータに付加します。また、ブリヂストン社では、インテル プロセッサベースのサーバーと BackOfficeを利用して、世界中の拠点すべてを結ぶ、拡張性に優れた分散クライアント/サーバー アーキテクチャに移行しています。ConXioN社は、BackOfficeを使用して、企業のユーザーにインター ネットのアクセス/ホストサービスおよび業務別アプリケーションを提供しています。


● マイクロソフト(1997.5.28) <抜粋>

販売店の特性に合わせて販売支援プログラムを再編成・強化
マイクロソフトオーソライズドリセラーMicrosoft(R) Authorised Reseller 制度 7月1日(火)にサービス開始
〜従来の「Microsoft Official Dealer 制度」を改称し、店頭販売に注力〜

 マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:成毛 真)は、マイクロソフト製品の取り扱い販売店向けに提供してきたサービス プログラム、「Microsoft(R) Official Dealer制度」(以下:MOD制度)の内容を充実させ、新たな販売支援サービス プログラムとして体系化した 「Microsoft Authorised Reseller(マイクロソフト オーソライズド リセラー)制度」(以下:MAR制度)を発足し、7月1日(火)より、当社製品を取り扱う販売店を対象に登録の募集を行います。

 従来のMOD制度を改称した同プログラムでは、従来のサービスに加えて、新たに店頭販売で使用される 販売促進ツールならびに販売促進に関する情報が、登録販売店に提供されます。また、登録販売店の情報 が、当社Webサイト(http://www.microsoft.co.jp/)に掲載されることで、ユーザーは居住区域における 最新店舗情報を入手することができます。
 さらにMAR制度では、既にMODとして活動し、企業を対象にシステム販売を行っている、あるいは計画 している販売店を対象に、マイクロソフト ソリューション プロバイダー(MSP)制度への参加を募集する など、各販売店の要望に応じて、各種ビジネス支援サービスを提供していきます。

 当社では、1992年4月にMOD制度を発足し、以来登録販売店とともに、ユーザーがマイクロソフトの技術 /製品を利用するのに必要なあらゆるサービスを提供し、製品ラインアップの充実を図ってきました。また、1993年5月に発売された WindowsR 3.1、ならびに1995年11月発売のWindows 95の市場での成功は、 同プログラムを基盤とした強力な販売店サポート体制により実現されました。
 当社では今後も、販売店の特性に合わせた販売支援プログラムを再編成・強化することで、 充実したサービスの提供を継続していくとともに、パソコン市場の拡大、販売店の活性化、ならびに 新規顧客開拓を目指し、これらの販売店との一層の協力を図っていきます。

● マイクロソフト オーソライズド リセラー制度の概要
・正式名称:Microsoft Authorised Reseller(MAR)制度(マイクロソフト オーソライズド リセラー制度)
・発足日:7月1日(火)
・参加メリット:マイクロソフトのホームページへの掲載 マイクロソフト製品の取り扱い店として、マイクロソフトのWebページ (http://www.microsoft.co.jp)の店舗紹介ページに掲載されます。
・販促キット等の店頭販売支援ツールの送付:今後、店頭販売支援ツールは、登録された販売店のみへのご提供となります。販売店の特性、取り扱 われているマイクロソフト製品、販売数量などに応じて送付されます。
・MSリテールニュースの購読:新製品情報、キャンペーン情報、イベント案内などを電子メールで配信します。
・質問/問い合わせ窓口の利用: 販売情報に関する質問/問い合わせを電子メールで受け付けます。
・登録手続き:既にMOD制度に登録している販売店を対象に、マイクロソフト オーソライズド リセラー規約と登録用紙が送付されます。(6月中旬予定)


●マイクロソフト(1997.6.3) <抜粋>

大規模な企業情報システム構築に最適なソリューションを提供 Wolfpack日本語版 ベータ評価プログラムを6月16日(月)より開始、
ハードウェア メーカー各社もWolfpackへの対応意向を表明
〜「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Version 4.0, Enterprise Edition」日本語版、
「Microsoft(R) SQL Server(TM) Version 6.5, Enterprise Edition」日本語版
を本年第4四半期より出荷開始 〜

 マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:成毛 真)は、「Microsoft(R) Windows NT(R) Server」日本語版(以下:Windows NT Server)によるクラスタ環境を実現する、開発コード名:Wolfpackの日本語版ベータ評価プログラムを主要なハードウェアメーカーと協力して6月16日(月)に開始します。

 Wolfpack日本語版は、「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Version 4.0, Enterprise Edition」 日本語版のコンポーネントの一つとして、Windows NT Server に高い可用性と拡張性を提供します。これにより企業ユーザーに対して将来の様々なビジネスニーズにも適応できる、柔軟性の高いシステム の設計、開発、および実装を可能とし、さらに幅広い分野で大規模な企業情報システム構築におけるWindows NT Serverの適用が期待されます。
 今回、Wolfpack日本語版ベータ評価プログラムを通じて品質向上を図るとともに、多くのハードウェア メーカー、ソリューション デベロッパーやソリューションインテグレータによるWolfpackへの早期対応と企業ユーザーの早期評価を促進していきます。
 Wolfpackでは、物理的な複数のサーバーを論理的な1つの「クラスタ」として構成し、サーバーとその上で動作するアプリケーションの動作状態を常に監視することにより、万一何らかの障害が生じた場合、 データやアプリケーションを自動的に復旧させることで、システムに高い可用性を提供します。
 自動復旧などの基本的な機能を利用するには、アプリケーションへの特別な変更は必要ありませんが、アプリケーションでWolfpackが提供するオープンなAPI (Application Programming Interface)を使用することで、クラスタ機能を最大限に活用したアプリケーションの開発が可能となります。このAPIを利用 して開発されたアプリケーションは、Wolfpackに対応するすべてのハードウェアで動作することが可能です。また、従来のシステムでは、クラスタ機能を利用するには、特別なハードウェアを必要とする場合がほとんどでしたが、Wolfpackでは特別なハードウェアを必要とせず、標準的な量産、低コスト型の ハードウェアコンポーネントで動作するため、優れた費用対効果を発揮します。さらに、Wolfpackでは、他のBackOffice製品と同様に、グラフィカルなユーザーインターフェイスをもったツールによって、セットアップ、設定、管理を簡単に行うことができます。
 このWolfpackは、2段階のステップでより高い可用性と拡張性を提供していく予定です。 Windows NT Server 4.0をプラットフォームとした最初のリリースでは、2台のサーバー間における フェイルオーバー(Failover)機能を実現し、自動的な障害発生の検知、および障害からの自動的回復により、ユーザーに対する障害の影響度を最小限に抑えることができます。また、Windows NT Serverの次期バージョンに対応した将来のバージョンでは、2台のサーバー間で実現したフェイルオーバー機能 を拡張し、より多くのサーバー間で高い可用性を提供するとともに、自動負荷分散機能も追加する予定です。

 当社ではWolfpack日本語ベータ版を、ハードウェア メーカー、ソリューション デベロッパー、ソリューションインテグレータを対象に、6月16日(月)より配布します。また、これらのテストサイト以外にも、大手企業ユーザー約200サイトに対して、「Wolfpack早期評価プログラム」としてハードウェアメーカーよりベータ版が配布されます。当社では、これらの評価プログラムを通じて、製品の品質向上を図るとともに、アプリケーションやハードウェアのWolfpackへの早期対応を促進していきます。
 Wolfpack対応の各種ハードウェア製品は、下記の主要国内ハードウェアメーカーから提供される 予定です。(五十音順、5月末現在)
 <Wolfpack対応製品製造企業>
沖電気工業株式会社、コンパック株式会社、株式会社 東芝、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本NCR株式会社、日本タンデムコンピューターズ株式会社、日本ディジタル イクイップメント株式会社、日本電気株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社、三菱電機株式会社

 当社では、今後も、これらハードウェアメーカーと協力し、ハードウェアの互換性検証プログラムと企業ユーザーの早期評価を支援していきます。また、マイクロソフトソリューション プロバイダー(Microsoft Solution Provider)から構成されるBackOffice協議会に、新たにWolfpack 技術研究会(仮称)を発足し、ソリューションデベロッパー、ソリューションインテグレータによるWolfpackへの対応を支援していきます。

 Wolfpack日本語版は、「Microsoft(R) Cluster Server」日本語版(以下:MSCS)として、「Microsoft(R) Windows NT(R) Server Version 4.0, Enterprise Edition」日本語版(以下:Windows NT Server Enterprise)のコンポーネントの一つとして提供されます。
 Windows NT Server Enterpriseは、去る5月20日に、米国マイクロソフト社(本社:米国ワシントン州 レドモンド)が開催した『Microsoft(R) Scalability Day 97』(スケーラビリティ デイ)において、「Microsoft(R) Windows NT(R) Server」の新しいエンタープライズ版(Enterprise Edition)として 発表されました。日本語版は本年第4四半期より出荷を開始する予定です。
 Windows NT Server Enterpriseは、従来のWindows NT Serverに、基幹業務で必要とされる各種のコンポーネントを追加し、大規模な企業情報システム構築に最適なソリューションをユーザーに提供します。 Windows NT Server EnterpriseではMSCSによるクラスタ機能に加えて、トランザクション処理、非同期メッセージキューイング、8ウェイ対称型マルチプロセッシング(SMP)、アプリケーションが使用できる メモリ領域の50%増加など、企業情報システム構築に必要な各種の新機能や機能拡張が提供されます。

 また、Windows NT Server Enterpriseをプラットフォームとして動作する、クライアント/サーバー データベース管理システム「Microsoft(R) SQL Server(TM)」の新しいエンタープライズ版、「Microsoft(R) SQL Server(TM) Version 6.5, Enterprise Edition」日本語版(以下:SQL Server Enterprise)は、Windows NT Server Enterpriseとともに、本年第4四半期より出荷を開始する予定です。
 SQL Server Enterpriseは、Windows NT Server Enterpriseに対応して、クラスタ機能、8ウェイ対称型 マルチプロセッシング(SMP)、大規模メモリ構成をサポートします。これらの機能が拡張されることで、SQL Serverの性能と可用性が大幅に向上し、テラバイト クラスのデータウェア ハウスの構築や1日に数億件のトランザクション処理が可能となるため、大規模な企業情報システムの厳しい要求に最適なソ リューションを、最高のコストパフォーマンスで実現します。
 今後当社では、SQL Server以外のBackOfficeファミリー製品も順次MSCSに対応していきます。

 ユーザーは、基幹業務で必要とされる様々な要求を企業情報システムとして実現するためには、従来、 ハイエンドのUNIXサーバーやメインフレームなどの高価なハードウェアの使用を余儀なくされていました。 Windows NT Server Enterpriseとハードウェアメーカーから提供される業界標準のハードウェアを組み合わせて使用することで、費用対効果に優れた企業情報システムを構築することが可能になります。 Windows NT Serverは、すでに数多くの企業ユーザーに採用されていますが、Windows NT Server Enterpriseでさらに高い可用性と拡張性が提供されることにより、航空券予約システム、オンラインバンキング アプリケーション、リアルタイム株式取引など、大規模な企業情報システム構築の中核となる 製品として、さらに幅広い分野で使用されることが期待されています。

◆スケーラビリティ デイならびにマイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトならびにFAXBOX情報サービスを通じて入手できます。

・スケーラビリティ デイ専用Webサイト
   http://www.microsoft.com/backoffice/scalability/
・ マイクロソフト株式会社 Webサイト
   http://www.microsoft.co.jp/
・ マイクロソフトコーポレーション Webサイト
   http://www.microsoft.com/
・ マイクロソフト株式会社 FAXBOX情報サービス
   FAX番号:03-5454-8100
・ マイクロソフトコーポレーション インフォメーションFAXBOXサービス
   FAX番号:(1) 201-333-0314


●ロータス(1997.6.2) <抜粋>

「ノーツ ドミノ/ノーツ」の国内累計出荷数が200万ユーザーを突破
〜本格的なイントラネット構築に最適との高い評価を得て、大企業での全社展開がさらに進展〜

 ロータス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:菊池三郎)は2日、イントラネット/インターネット用のグループウェア/電子メール統合システム「ノーツ ドミノサーバー」「ノーツ クライアント」の国内累計出荷数が、本年5月末時点で200万ユーザーを突破したと発表しました。 「ノーツ ドミノ/ノーツ」の累計出荷数は、昨年11月末に100万ユーザーを達成しましたが、わずか半年間でさらに100万本を新規に出荷したことになります。

 「ノーツ ドミノ/ノーツ」販売好調の背景には、Webサーバー機能やインターネット電子メール (SMTP)を統合してインターネット/イントラネットへの対応を大幅に強化し、ニーズが高かったグループスケジューリング機能を付加した最新バージョン「ノーツ ドミノ/ノーツ R4.5」が高く評価されたことがあげられます。また、機能・実績ともにデファクトスタンダードのグループウエアとして、特に大企業を中心としてノーツの部門別導入から、本格的なイントラネット/メッセージングシステム構築のための全社導入がさらに活発化しています。新規の中規模・大規模ユーザーも着実に増加しており、1000人以上のユーザー数でお使いいただいているお客様を会員として昨年7月に発足した「ロータス ノーツ 1000ユーザークラブ」にも、今年に入ってすでに30社以上の新規加入があり、すでに会員数は約150社となりました。さらに、主要PCメーカーのサーバー機への「ノーツ ドミノ/ノーツ R4.5」バンドル出荷の積極的な推進や、「パーソナル ノーツ」を同梱し、本年4月に発売開始した「スーパーオフィス97」も店頭製品売上げ第一位を獲得するなど好調な販売実績をあげたことも、ノーツの普及に貢献しています。

 ロータスでは、本年後半も引き続き、”Work the Web”をより簡単に実現していただくため、新バージョンの投入や、多様な関連製品のご提供を計画しています。また、ビジネスパートナーとの協業をさらに強化して、SOHO市場への積極的なビジネス展開を図り、本年度目標である単年度出荷数300万ユーザーの達成を目指します。


● ロータス(1997.6.4) <抜粋>

サーバーのラインアップを拡充する「Lotus Go」の開発意向を表明
〜「ノーツ ドミノサーバー」に加えインターネット/イントラネット構築の多様なニーズに対応〜

 ロータス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:菊池三郎)は4日、「ノーツ ドミノ サーバー」に加え、Webサーバーの基本機能を提供するサーバーソフト製品「Lotus Go」の日本語版の開発に着手し、年内に製品販売を開始する意向を表明しました。

 「Lotus Go」は、ロータスとしては「ノーツ ドミノ サーバー」につぐ2番目のWebサーバーソフト製品で、「ノーツ ドミノ サーバー」がもつ電子メールの機能やグループウェアアプリケーション機能を切り離し、インターネットサーバーとしての基本機能をご提供するもので、これによりロータスのWebサーバーのラインアップが拡充・強化されます。「Lotus Go」は、HTTP 1.1、 NSAPI、ICAPI(Internet Conection API)、SNMP、PICS(Platform for Internet Content Selection)、SSLといったインターネット標準をサポートし、HTML文書の掲示や配布とCGIなどによるアプリケーションを中心にした、一般的なホームページの開設にご活用いただけます。また「Lotus Go」は「ノーツドミノ サーバー」と同様に、堅牢なセキュリティ、高いパフォーマンス、設定・管理の容易さなどが大きな特徴となっています。特にセキュリティ面ではSSL V3をサポートし、ユーザーおよびサーバーの認証、データの暗号化といった機能を提供することで、インターネットを通じた機密度の高い情報のやりとりや電子商取引も可能にします。

 「Lotus Go」は、Windows NTをはじめSun Solaris、HP-UX、AIX、OS/2 Warp、OS/400、OS/390に対応する予定で、エントリーレベルのWebサーバーとしては最も多くのプラットフォームに対応することになります。

 ロータスでは、「Lotus Go」の発売にあたっては、高度なWebページの設計ができるHTMLオーサリングツールやJavaアプレットの開発ツールを加えたソリューション・パッケージ「Lotus Go Pro」も同時に発売する予定です。さらに、「Lotus Go」から、ノーツデータベースとHTML文書間のダイナミックな変換を可能にする、高度なWebサーバー「ノーツ ドミノ サーバー」へのアップグレードプログラムも検討されています。

◆ ロータス ニュースリリースに関するお問い合わせ先
ロータス株式会社インフォメーションセンター TEL.03-5496-3111


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