活動報告


● 「第1回マルチメディア・フェスティバルin 北海道」開催報告

 2月8日(土)午後1時より千歳市民文化センターにおいて「第1回マルチメディア・フェスティバル in 北海道」が開催された。市内、近郊から約450人程が集まり、マルチメディアの最新情報を得ようと講師の話に聞き入っていた。
 この講演会は千歳市のボランティアグループ「ちとせ市民まるちねっとの会」が主催し、市、市教委、商工会議所等の後援及びWindowsコンソーシアム協賛により施行されたものである。当日は松倉Windowsコンソーシアム会長、古川享マイクロソフト株式会社代表取締役、高橋三雄筑波大学大学院教授が参加した。
 まるちねっとの会会長の佐藤氏は「情報化社会の中でわたしたちが、どこへ向かっていくのかを学びたい」と主催者としての挨拶があった。引き続いて古川氏の基調講演と高橋氏が講演が行われた。古川氏は今までは映像、音楽、テレビ、電話等個々の機能とコンピュータが合わさってマルチメディアが発達してきたが、最近ではこれらがトータル的に融合して進歩してきていると、その現状と未来像をスクリーンに映し出して講演した。
 また、高橋氏は海外での最新情報を数本の具体的なソフトの紹介を交えて、その発展ぶりを講演した。
 日本の情報社会は首都圏を中心に発達しているがインターネットやマルチメディア機能の出現により、コンピュータ利用技術は地方の距離的ハンディを乗り越えて社会の同時的発展を可能とした。しかしその機能のもつ利便性さらには新しい文化の出現(情報化社会)について地方末端までも十分に啓蒙していかなければその文化的発展はある時点で頓挫してしまう。
 今回の千歳市における古川、高橋両氏の4時間にわたる熱のこもった講演は道民に大きなインパクトを与え、主催者の開催目的を十分に満たしたことは間違いない。
特に、講演会を終えた後の松倉会長の司会による会場と講演者とのQ&Aコーナーでは、両講演者は用意した椅子に座ることも忘れて、立ったままの状態で熱心な質問に答えていたのが印象的であった。時間も予定より大幅に過ぎていた。
 これからも全国各地で、こうした催物が開催されることを期待したい。

座ることも忘れて熱心な質問に答える両講演者と松倉会長
 

〜 閑話休題 〜
 古川氏は今回の講演会終了後、会場の整理や受付等で活動したボランティアの若者たちに「私は会社の宣伝に来たのではありません。みなさん方と一緒に新しい時代を築いていこうと呼びかけに来たのです。」と励ましの言葉を残して機上の人になりました。

(北海道通信員)


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