謹賀新年


新年おめでとうございます。                     
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。         
日頃のご厚情を深謝し、今後とも旧倍のご支援のほどお願い申し上げます。


新春のご挨拶

● 会 長 松倉 哲

 1996年明けましておめでとうございます。
 昨年は、社会情勢の不安からいろいろな嫌なニュースもありましたが、情報産業界は多少の景気回復の兆しが見え隠れてくる起爆剤として、何といっても8月24日に米国で発売され日本でも11月23日に発売したWindows95の話題に尽きたと思います。
 米国では、4日間で100万本を、日本では、4日間で20万本を販売し驚異的なOSになっています。米国の熱狂ぶりは、新聞・雑誌やニュースで報道され、さらに日本は異常なほどWindows95の話題で持切りとなり、近所の奥様方の井戸端会議でさえでるほどに浸透しました。またパソコンの売り上げも過去最大の伸びを示しており、企業内のパソコン装備も今年は一層の展開になると予想します。
 今年のコンソーシアム活動は、キーワードとしてネットワークをテーマに展開するつもりです。特に会員の皆様が開発・販売してますアプリケーションを中心にインターネットによるWindows Shoppingカタログの情報発信や会員の皆様の会社情報等を広い世界へ提供します。このカタログが日本で販売しているWindows関連ソフトウェアの全範囲をカバーできるレベルまでに持っていく予定です。テクニカルセミナーに関しても昨年同様に開発ツールを中心により強力に展開していきます。また、昨年から毎月発行している会報もさらなる強力な情報源になるように内容の充実や新しい企画を考えていきます。
 さらに、Windowsファミリーを基盤としたC/Sシステムや各種サービス業務の展開に会員各社様がビジネスに役立つパイプ役としての機能を充実させていきます。
 今年も会員の皆さんのWindowsコンソーシアムをより一層のレベルへ引き上げたく微力ながら頑張らさせていただきます。
 (富士ソフト株式会社 常務取締役)



● 副会長 下川 和男

 新年あけましておめでとうございます。
 1989年8月2日に構成会員165社で設立されたWindowsコンソーシアムも、今年で7年目、会員277団体を数えるに至りました。
 コンソーシアムとは、ある特定のテーマの普及、推進を目的とする集まりであり、「Windowsコンソーシアム」はとりもなおさず、Windowsの普及を目的としています。そして、その目的はこの7年間で達成されました。
 しかし、より幅広い層へのWindowsの普及や、日本のWindowsソフトウェア技術の向上、Windowsユーザーへの的確な商品情報の提供、Windowsソリューションシステムの効率よい開発手法の提示、...など、多くの課題が残されています。
 これらの解消に、会員各位と共に取り組んでいきたいと考えております。
 また、昨年「Internetでは受け手と送り手の区別はありません。会員の皆様が送り手と
なって、Windowsコンソーシムの活動を支えていただきたい」と申しましたが、「277団体 の組織の一員として何かを得るのではなく、277団体に何かを与える」ことを考えていただきたいと思います。
 マンスリーメールに自社のカタログやサンプルCDを提供する、セミナーで自社の技術を発表する、自社セミナー/展示会に会員を招待する...など、送り手側からWindowsコンソーシアムを捉えたときに、様々なビジネスチャンスが見えてくるはずです。
 このような、コンソーシアムの有効活用を今年は是非、ご検討ください。
 さらに、今年は「日本から世界へ」をテーマとして、Internetの有効活用、Comdexへの出展など、日本のソフトウェア技術やプロダクトの海外へのアピールも計画しています。
 詳細については、本誌上で逐次ご紹介しますので、ご期待ください。
 (イースト株式会社 取締役営業部長)



● 副会長 吉本 万寿夫

 このたび、栄えあるWindowsコンソーシアムの副会長に推挙いただきましたエム・ピー・テクノロジーの吉本です。コンソーシアムが設立された当時はまだ、Windows自身が業界内外で認知されていない状態でしたので、昨年11月23日のWindows 95発売時の社会的なフィーバを見ると隔世の感があります。
 1995年は、Windows 95とインターネットの年でした。両方とも単に新しいソフトが登場したと言うだけではなく産業そのものを変貌させる基盤そのものであり、産業、企業、コミュニティ、家庭、教育そして国などのエスタブリッシュされた社会システムそのものを再構築させる力を持っています。
 本年は、この潮流をより大きなものにさせると考えます。そのときWindowsコンソーシアムがその中で、会員の皆様やユーザーの方々に、この潮流をナビゲートする役割ができれば大変幸いです。特に弊社が委員長をやらせていただいているマルチメディア専門委員会では、技術トレンドだけではなく、社会へのインパクトや、ビジネスの変貌の予測などもふくめた構成でみなさまにお役に立つものを企画したいと考えております。
 今後とも皆様方の御指導をお願いいたします。
 (株式会社エム・ピー・テクノロジー 代表取締役)



● 副会長 平本 謹一

 あけましておめでとうございます。昨年は11月に発売されたWindows95の盛り上がりをピークに、パソコンの市場は新たなステージに移ったと言えましょう。Windowsの市場は一層活況を呈して参りましたのも、ひとえに会員の皆様方のご尽力の賜と存じます。改めて御礼申し上げます。
 パソコンの需要はビジネスから個人生活にまで浸透しつつあり、いまや家電の領域に参入して来ております。理由の第一はパソコン価格が実勢で10万円台まで低下したこと、第二に、インターネットやWindows95が社会現象化したことによりパソコンがより身近になり始めたこと。そして、第三に、パソコンハード、ソフトの広告宣伝や関連記事が街に溢れ、ビジネスシーンでは社内システムが進み、パソコンなくしては自分の業務に支障をきたすような雰囲気ができつつあり、それを感じ始めた30〜40代のユーザー層が新たなマーケットとして広がりつつあるからだと思います。
 Windows95の発売によりパソコンは、機能面でさらに充実し、より使い易いものになりました。そして最近話題のパソコンをベースとした、インターネットは私達の生活様式さえ変えてしまうような情報環境革命の到来を示唆しています。多少話題先行の感はありますが、インターネットブームは、今までパソコンとは無縁の人達にもパソコンに目を向かせてくれる効果をもたらしています。平成7年度のコンソーシアム組織、専門委員会では新たに「インターネット委員会」を設け、手始めにWindows Shopping Internet版などOnline上での広報活動を行っていきたいと考えています。
 96年度のWindows市場の一層の発展を約束させる環境は着々と整備されつつあります。Windowsコンソーシアムの皆様にとって今年も素晴らしい1年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
 (カテナ株式会社 専務取締役 流通事業本部長)



● 副会長 昆野 晴暉

 新年あけましておめでとうございます。旧年中はWindows市場のさらなる発展のために多大なご尽力をいただき、改めて感謝の意を表させていただきます。
 それにしましても、旧1995年は社会的にも経済的にも大変な年だったような気がしますが、私どもの業界におきましても、年末のWindows95の登場等、大変慌ただしい、変化の激しい年だったように思われます。
 この慌ただしさは、今年はどうなるのでしょうか ─ 1996年という年はどんな年になるのでしょうか? 政治的には、政界の再編成は進むのでしょうか? 経済的には、景気は(そして株価は)上昇するのでしょうか? 価格破壊はさらに進むのでしょうか?
 そして私どもの業界はどうなるのでしょうか? OSそしてPCはどこまで進化するのでしょうか? Windows95対応ソフトはどうなるのでしょうか ─ 市場にさらなる変化が起きるのでしょうか? ホーム・コンピューティングそしてGames on Windows95は、インターネットそしてイントラネットは、大容量記憶装置は、グラフィックスは、OLEとOpenDocは、通信インフラの整備は ─ 等々、今年もまだまだ慌ただしい新しい大きな変化が予想されるような気がします。
 こうした時こそ私どもは、お互いに協力して、予想される変化の波に適確に対応していく必要があると思われますが、その意味でもWindowsコンソーシアムの今年における役割は、さらに重要になってくるものと思われます。今年も大いに頑張りましょう。
 (株式会社ソフトウェアジャパン 代表取締役社長)



● 副会長 孫 正義

 あけましておめでとうございます。昨年は「Windows95」のリリースをはじめ、インターネット等業界の新しい流れを作るインパクトのあるできごとがいくつかありました。まさに業界全体に大きな追い風が吹いた感があります。本年も引き続き世界的なパソコンブームを背景に旺盛な需要が予想されます。このような環境の中でWindowsマーケットも急拡大することが予想され、会員の皆様も益々お忙しく、又、御繁栄されることと思います。
 Windowsコンソーシアムは、まさに時代の流れを捉え、リードしてきた存在として大きな足跡を残してきました。会員も300団体に迫り、その情報の集積度は業界内でも高いレベルにあります。定期的に開催しましたセミナーにも多数の方にご参加いただき、市場の拡大に少なからず貢献できたと自負しております。又、所謂「紙の情報」に加え、「デジタル情報」としてインターネットにホームページを開設し、情報の公開と収集を始めました。このような活動は、松倉会長をはじめ事務局の皆様の貢献的な御活躍があってこそ可能であり、この場をお借りして事務局の皆様に御礼申し上げたいと思います。
 最後に、本年も会員の皆様と共にさらに前進していく所存でございますので、旧倍の御支援をお願いして、新年の御挨拶とさせていただきます。
 (ソフトバンク株式会社 代表取締役社長)



● 副会長 坂本  裕

 新年おめでとうございます。
 昨年は、社会情勢に劣らずコンピュータ業界も賑々しく、まさに激動の世紀末の様を呈しています。日本経済の低迷にも関わらず、PCの出荷台数は前年比60パーセント近くの驚異的な伸びを記録し、新聞や雑誌の広告もコンピュータ関連で溢れております。この業界で飯を食っている我々としては、この大きな波にうまく乗っていけるかどうかの正念場にあると思われます。技術革新の波はますます加速しており、いかにして先を読んで手をうつことができるかが決め手になってきます。特にネットワーク革新のスピードは驚異的です。その核になるのが今年のキーワード、「Windows」、「インターネット」そして「ロータス・ノーツ」の三つです。
 Windows95は、マイクロソフトの多大なるプロモーションとPCメーカーの強力なバックアップにより順調なスタートを切りました。しかし、Windows95対応(32ビット)のソフトウェアが発売日に揃わなかったのは、我々コンソーシアム会員としては極めて遺憾で大いに反省しなければなりません。いかにして会員全体で盛り上げて行くことができるかが、コンソーシアムの存在に関わるといっても過言ではないでしょう。今年は皆さんで続々ソフトウェアを売り出して、Windowsウェーブに乗って行きましょう。
 インターネットは誰もが予期できない程のスピードで増殖し続けています。特にワールド・ワイド・ウェブ(WWW)がビジネスに与える影響は極めて大きいものです。ただ、日本においてはインターネットと言う言葉だけが先行しているようです。WWWは情報の宝庫です。でも、へたをすると情報の氾濫に巻き込まれてしまう危険性があります。いかにしてインターネット・ウェーブに乗って行くことができるかを真剣に考えることが必要です。
 ロータス・ノーツは今年の始めに日本で初めての大幅なバージョン・アップを予定しています。すでに20万ユーザーを越え、大企業から中小企業に渡り幅広い支持を得て、グループウェアの代表となっております。PCの役割も個人の生産性の向上から組織やグループ全体の生産性の向上へ進んでおります。それを可能にしたのがネットワーク・インフラであり、ロータス・ノーツです。新バージョンでは、インターネットとの緊密なインターフェイスが可能になり、ノーツからWWWへの情報発信はもちろん、WWWの情報をノーツのデータベースとして取り組み活用できるようになります。OCXベースでのコンポーネント・アプリケーションを初め、Javaもサポートされ、ノーツ上での色々なアプリケーションの開発も、皆さんにお願い致します。
 96年はネットワーク革新の年になるでしょう。会員の皆さんがネットワーク・ウェーブを思う存分にサーフされんことをお祈り申し上げます。
 (ロータス株式会社 常務取締役マーケティング本部長)



● 理 事 新宅 正明

 Windows コンソーシアムメンバーの皆様、新年あけましておめでとうございます。
 この度日本オラクル株式会社を代表し、Windowsコンソーシアム理事を務めることになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 日本オラクルは、昨年も引き続きオープンシステム市場の波に乗り、高い成長を遂げることができました。これもひとえにお客様及びパートナー(Windowsコンソーシアムメンバーの中にも沢山いらっしゃいます)の皆様のご支援、ご協力の賜と感謝しております。
 弊社は、パーソナルコンピュータ市場の日本における急成長に対応し、クライアントサーバー事業部を設立し「Oracle Workgroup 2000」製品群のマーケティングを推進し、全ライセンス売上の30%を占めるまでに至っております。なかでもWindowsは、主要プラットフォームとして今後とも製品開発、マーケティング、サポートともに重要な位置付けを行い推進してまいる所存です。
 さらに本年は、ビジネスインターネットをテーマに「Oracle WebSystem」「Oracle InterOffice」を中心にエレクトロニックコマース・グループウェアといった新たなビジネスにチャレンジし、日本におけるPC市場の更なる成長とWindowsコンソーシアムの発展に寄与していくとともに、皆様と一緒に発展・成長してまいりたいと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
 (日本オラクル株式会社 マーケティング本部 取締役 本部長)



● 監 事 東 貴彦

 Windowsコンソーシアム会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年のWindows95発表に際しましては会員の皆様に一方ならぬご支援とご協力を賜りましたこと、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
 1995は年初から大事件の相次ぐ激動の年でありましたが、皆様方のおかげでWindows95はその中のひとつの社会現象としてテレビ、雑誌等のマスメディアで盛んに取り上げられ、この業界に籍を置く者として誇らしく思うと同時にその加熱気味の大騒ぎに若干の気恥ずかしささえ感じる程でした。パソコンもインターネットも花形産業と持ち上げられることはありましたが巨大なわが国の産業界の中では、電機、通信またはサービス産業の片隅に分類される産業分野という位置付けが現実でした。「お父さんの仕事は何?」と子供に聞かれて説明に困っていたのが、ある時から急に、「パソコンが出来ない人は滅びると思う」、「インターネットも出来ますのやでぇ」、「くやしかったらパソコンのひとつでも叩いてみぃ!」、といった類のメッセージがテレビから絶え間なく流れてくるようになったのです。これはもう「溜飲を下げた」ではなくて「大変なことになった!」というのが率直な感想ではないでしょうか。
 1995年は会員の皆様が年初に予想されていた通り、パソコンとWindowsが社会的に認知された年という意味でパソコン元年となりました。会員の皆様の先見の明とたゆまぬ努力の積み重ねはここに実を結び、莫大なビジネスチャンスが今まさに目の前に広がってまいりました。私どもの成毛社長が日頃折に触れて申し上げております様に、これは農業革命、産業革命に続く爆発的生産性増大につながる第3の革命である「情報革命」の到来であり、皆様方はその最前線に立って前進しておられるのです。
 新しい年を迎えてマイクロソフトは従来にも増して会員の皆様方とのパートナーシップを深め、皆様のビジネスの躍進的成長を直接・間接的に支援する活動を推進することをお約束致します。具体的には以下の4点を軸として1996年の活動を展開してまいります。
@ Home、DesktopからEnterpriseまで製品・ツールのラインアップ充実と強化
A MSDN、SP制度、各種ライセンス供給形態、その他開発販売支援ならびにシステムソリューション提供プログラムやマーケティングプログラムの充実・強化
B Internet関連製品・サービス・ツールならびにシステムソリューション支援プログラムの提供
C Win32ならびにOLE技術を用いたシステムソリューション支援プログラムの充実・強化
 パソコンの普及が企業情報システムのパラダイムを変えたように、パソコンとWindowsによるネットワークコンピューティングは企業と企業、または企業と消費者の間で行われる経済活動のパラダイムを変える力を持っています。この意味で私どもはInternet関連ビジネスの重要性を認識するとともに会員の皆様との強いパートナーシップを武器に今年も新たな目標に向かって挑戦を続けたいと考えております。どうぞ今年も引き続きマイクロソフトへのご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 (マイクロソフト株式会社 ビジネスシステム事業部 市場開発統括部 統括部長)



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